下記の写真をご覧いただきたい。
写真上は昨年(2009年度)のセンバツ時の阪神甲子園球場(以下甲子園)、写真下は今年(2010年度)のセンバツ時の甲子園である。
違いがおわかりだろうか?
これまで高校野球開催時(春・夏両方)には遮断されていた、甲子園の「主要な広告面(※注)」が、今年から”一部”解禁されたのだ。
(※注)主要な広告面は、バックネット裏、ベンチ回り、外野フェンスを指す)
具体的に言うと、2009年までは外野フェンスの広告を全て塗りつぶし、その上から『第○○大会、主催○○新聞社』とかって上書きしていたのが、2010年からはスポンサーの広告面がそのまま掲出されている。
んで、これまで無地だったバックネット裏の広告の部分に、『第○○大会』って表記が移動してきている。
「なんだ、そんなこと、、、」とお思いの方もいらっしゃるだろうが、これはかなり衝撃的なニュースであった。
これまで高校野球の商業化、に関して非常に敏感だった高野連や、徹底的にスポンサー、広告という概念を排除するNHKによって何十年にも守られてきたタブーが、今崩れようとしているのだ。
んで、一方広告スポンサーには、広告料金の値上げを要求する。
いままで全試合がNHKによって全国中継される、春・夏の高校野球に出なかった広告面が出ることになったんだから、その価値は決して小さくないだろう。
しかし、なぜ今このタイミングなのか。
理由は大きく2つあると言われている。
1つは甲子園改修の費用を、ちょっとでも多く回収したいという狙い。
2つ目は、今春完成した『甲子園歴史館』の建設費を稼ぎたいという狙い。。。
そして完成した歴史館、これが実にすばらしい出来なのである。
写真撮影自由の館内に潜入したデカのレポートはまた次回。