とにかく、改めておめでとう♪
さて、球場改革を高らかに宣言してから1週間が経ってしまったが、そろそろ話を始めて行きたいと思う。
毎年この時期になるとプロ野球選手の移籍情報が氾濫するが、特に近年はメジャーへの移籍が多く取り沙汰される。超一流の選手から、お前もか?と疑問を持たれる選手まで、猫も杓子もメジャー、メジャーである。
野球選手である以上、世界最高峰のレベルにチャレンジしたいと言う欲求は当然だが、いざメジャーでプレーした選手が口をそろえて唱えるのがボールパークの美しさである。誰しもが一度はあそこでプレーして見たいと思う。
また、ファンの視点から見ても、メジャーの魅力として大きな要因として挙げられるのが、同様にボールパーク(以下:球場)の美しさ・雰囲気ではないだろうか。
これがメジャーの歴史と伝統のなせる技なのか、なんて感心しそうになるのだが、意外にも一部の超レトロ球場を除いて、現在使用されている30球場中、およそ20球場は1990年以降に新設(もしくは大規模な改修)されたものであり、実は非常に新しい球場ばかりなのである。
1991年のコミスキーパーク(現USセルラーフィールド)を皮切りに、未曾有の新球場建設ラッシュが始まったが、来年以降も、ヤンキース、メッツ、ツインズ、ナショナルズ、A'sが既に新球場建設を始めており、ロイヤルズも大規模な改修を予定している。こうして向こう数年間で、ほとんどの球場が新しく生まれ変わることになる。
「新球場=観客動員数増加」という信仰の元に、次々と球場を建てて言ったわけだが、過去4年間で史上最高を更新し続けているメジャーの観客動員にもこれは少なからず影響されているはずだ。
新球場に全て、もしくは必ず1つ以上は当てはまるコンセプトは3つ。
① 屋根無し、天然芝であること。
② 新古典スタイル(ネオクラシックスタイル)を取り入れていること。
③ 地元地域の特性や景色を、球場の作りに取り入れていること。
逆に、長らくファンの足を遠ざけていた過去の球場が1つ以上当てはまるコンセプトは3つ。1960年から70年代に建てられた球場はほとんどがこのスタイルである。
① 人工芝、かつ、もしくは屋根付きであること。
② 他競技(圧倒的にアメフトだが)との兼用スタジアムであること。
③ 無機質で画一的、地域の特性が反映されていない。没個性であること。
次回はこのコンセプトを実際のケースに当てはめて、掘り下げていきたいと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿