2008年10月22日水曜日

古豪vs新鋭

昨年のワールドシリーズ(以下WS)が始まる前にコロラド・ロッキーズについて書いたことを思い出し、記録を辿るとちょうど一年前だった。




今年のWSは、お馴染み『タンパベイ・レイズ』と『フィラデルフィア・フィリーズ』ということで、昨日の夕刊フジは”史上稀に見るジミな組み合わせ”なんて揶揄していたが、どうだろう。




「古豪vs新鋭」。こんな着眼点で試合観戦すればちょっとは興味が増すかも。




そんなワケで今日は軽くフィリーズのハナシを。




そもそも1998年に誕生した、MLBで最も新しいチームであるレイズと(ダイヤモンドバックスも同期)、1883年に誕生したフィリーズとは何と年の差115年!




ちなみにフィリーズは誕生以来一度もチーム名、フランチャイズ@フィラデルフィアを変更しておらず、意外にもこれはアメリカのプロスポーツ史上最も長い歴史を誇っている。




フィラデルフィアと言えばアメリカ独立宣言の舞台となり、アメリカ誕生の地として知られているが、フィリーズのチームロゴも例外なく、象徴的なリバティベル(自由の鐘)がかたどられている。(ひび割れまで再現している芸の細かさ!)


















余談だが、同じくフィラデルフィアをフランチャイズにしているNBAの76ers(セブンティシクサーズ)は、独立宣言が採択された”1776年”にちなんでいることはあまりにも有名。













フィラデルフィアやボストンはアメリカ屈指の古都というだけあって保守派が多いのか、長らく黒人(アフリカン・アメリカン)の選手の受け入れを拒否していた事実も。




しかし今となっては、ライアン・ハワードや、ジミー・ロリンズといったアフリカン・アメリカンのスター選手がチームの看板を張っているのは何ともアイロニー。いや、エエことや。




















歴史は長いが、本拠地のシチズンズバンク・パークは開場からまだ4年と新しく、バリバリのネオ・クラシックの好球場(by HOK)として、すこぶる評判が良い。残念ながらデカはまだ訪れたことが無いが、NYやDCなど東海岸を訪れた際にはフィラデルフィアまで足を伸ばすのも悪くないだろう。




















その際には全米一有名なマスコット、フィリー・ファナテックにセイハローも忘れずに☆





伝統のフィリーズが勝つのか、若さと勢いのレイズが勝つのか、明日から暫く目が離せない。

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