2010年4月14日水曜日

NEW甲子園 (その1)

先日「野球界で今年から変ったこと」にちょこっと触れたが、高校野球界では大きな変化が起きていた。






下記の写真をご覧いただきたい。

























写真上は昨年(2009年度)のセンバツ時の阪神甲子園球場(以下甲子園)、写真下は今年(2010年度)のセンバツ時の甲子園である。























違いがおわかりだろうか?






これまで高校野球開催時(春・夏両方)には遮断されていた、甲子園の「主要な広告面(※注)」が、今年から”一部”解禁されたのだ。





(※注)主要な広告面は、バックネット裏、ベンチ回り、外野フェンスを指す)





具体的に言うと、2009年までは外野フェンスの広告を全て塗りつぶし、その上から『第○○大会、主催○○新聞社』とかって上書きしていたのが、2010年からはスポンサーの広告面がそのまま掲出されている。























んで、これまで無地だったバックネット裏の広告の部分に、『第○○大会』って表記が移動してきている。

























「なんだ、そんなこと、、、」とお思いの方もいらっしゃるだろうが、これはかなり衝撃的なニュースであった。






これまで高校野球の商業化、に関して非常に敏感だった高野連や、徹底的にスポンサー、広告という概念を排除するNHKによって何十年にも守られてきたタブーが、今崩れようとしているのだ。






んで、一方広告スポンサーには、広告料金の値上げを要求する。






いままで全試合がNHKによって全国中継される、春・夏の高校野球に出なかった広告面が出ることになったんだから、その価値は決して小さくないだろう。






しかし、なぜ今このタイミングなのか。





理由は大きく2つあると言われている。





1つは甲子園改修の費用を、ちょっとでも多く回収したいという狙い。



2つ目は、今春完成した『甲子園歴史館』の建設費を稼ぎたいという狙い。。。





そして完成した歴史館、これが実にすばらしい出来なのである。





写真撮影自由の館内に潜入したデカのレポートはまた次回。

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