2011年3月8日火曜日

MLB来季展望 (ナ・リーグ西地区編)

ナ・リーグで最も実力が拮抗していると言われているのが西地区である(過去5年で全てのチームがプレーオフに進出している唯一の地区でもある)。



こちらもロッキーズを推す声が多いが、ディフェンディングチャンピオンのジャイアンツを応援したい。




昨年、誰からも期待されていなかった中、西海岸移転後初となるワールドチャンピオンに輝き、大願を成就させた。




特に大きな選手の入れ替えもせず、静かなオフを過ごしたが、依然レベルは高い。




ついにキートン増谷にモノマネされるほど日本でも知名度の上がったリンスカムを中心に、ケイン、サンチェスと先発陣は計算できる。




既に巨大不良債権化しているものの、かつて球界最高の投手の一人だったジトが、ちょっとでも活躍できれば連覇も視野に入るだろう。(現に昨年のプレーオフはジトがロースターから外されたにもかかわらず、優勝できた。)




後ろにはセーブ王のウィルソンが控えており、安定感がある。




打線も力のあるバッターが粒ぞろいだが、期待は何と言っても昨年華々しいルーキーシーズンを送ったポージーだ。




右方向に長打が打てる打撃はもちろんだが、ルーキーながらリーダーシップを発揮し、ルックスも良く、既にスターの風格を醸し出している。






















その姿を若き日のジーターに重ねる者も多く、複数の他球団関係者から、「今一番欲しい選手」という声を僕自身何度も聞いた。(ちなみに高校の同級生と既に結婚している。斎藤雅樹のようなもんだな。)




追うのはロッキーズ。




オフには昨年大ブレイクした首位打者ゴンザレスと7年契約、ショートストップのトゥロウィツキと10年契約を結び、投ではノーヒッターでオールスター先発も果たしたヒメネスがチームの顔となる。

















長年フランチャイズプレイヤーとして活躍したヘルトンは腰痛の影響で思うような結果を出せず、影が薄くなってきたが、まだ現役でがんばる。



頑張ると言えば、今年40歳を迎えるジオンビもマイナー契約からメジャー昇格を目指す。




アスレチックスやヤンキースで炸裂させた打棒で、最後にひと花咲かせてもらいたいものだ。




問題なのはオーナーの泥沼離婚問題で、チーム運営が思うように進まないドジャースである。




「企業」が球団オーナーになる日本と違って、メジャーリーグの場合はほとんど「個人(もしくは共同オーナー)」が球団を所有するんだけど、こういうデメリットもあるんだと、改めて考えさせられた。




ラミレスやマーティンが退団し、打線の迫力は落ちたが、イーシアー、ケンプなど才能のある若手がおり、成長に期待したい。




個人的にはヤンキースから移籍してきた”怪人”テームズに注目している。もしかしたら大爆発する可能性もあるかも。





投手陣も左腕カーショウ、ラストイヤーとなる黒田、ガーランドなどある程度計算は出来るので意外といい線行くかも。




リリーフに控える左腕ホンチー・クオは台湾人選手初となるオールスター出場を果たし(てことは王建民は出てないのね)クローザ―昇格なるか。球のスピード、キレともに活きの良い、好きな投手の一人である。


























トーリの勇退後、チームの指揮を執るマッティングリ―は、いかんせんマイナーでの監督経験すらないため、その采配は非常に注目を集めているが、下手したら評論家の格好の餌食になるかもしれない。




続くダイアモンドバックス、パドレスは特に面白い話題もないため割愛し、次回は話題をア・リーグに移したい。




続く。。。

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