西地区は正直分からない。というかマリナーズ以外は全て優勝の可能性があるだろうと言われている。まあ、、、実績から予測するとレンジャースか。
廃人の淵から這い上がってきたハミルトンや、エンゼルスをお払い箱になったゲレーロ、生え抜きスターのヤングなどの活躍により、昨年は球団史上初となるワールドシリーズ進出を果たした。
また、昨年途中より、チームの新オーナーとなった地元の英雄・ライアンがチームを鼓舞した場面もあっただろう。
昨オフにはエース、リーの引き留めには失敗したものの、浮いた資金でレッドソックスからベルトレーを補強した。
個人的に注目は1番&ショートのアンドラスだ。まだ若く粗削りだが、身体能力に非常に高いポテンシャルを感じる。
続いてはエンゼルス、一昨年まで3年連続地区優勝を果たしていただけに、昨年はモラレスがアホな骨折さえしていなければ十分優勝は射程圏内にあったはず。
ココ2年DHをゲレーロや松井を入れ替えたが、今年は本命クロフォードに逃げられ、ベルトレーもレンジャースにさらわれ、最終的にはブルージェイズで不良債権と言われてきたウェルズを獲った。
満足な補強を行ったとは言えないが結果はどう出るか。
ウィ―バー、ヘイレン、サンタナの先発陣に、左腕カズミアが不調になれば、高橋が先発に食い込んでくる可能性も無くはない。
アスレチックスはメンツ的にはマイナーだが、若い投手陣が化けた場合、一気に優勝の可能性も出てくる。
昨年完全試合達成のブレイデン、18勝のケイヒル、15勝のゴンザレスに、古巣復帰のハーデンや、アンダーソンが続き、年を追うごとに成績が伸びて行く駒が揃っているだけに楽しみではある。
過去にもジート、マルダー、ハドソンを自前で揃えた実績もあるので、侮れない。
レンジャースやエンゼルスと比較した場合、打線の弱さが気になるが新加入のヒデキが打者不利の球場でどこまで頑張れるか。ちなみに日米通算500本塁打まであと7本である。
一時は『マネーボール』で一世を風靡した、ビリー・ビーンだが、近年は改めてその本当の真価が問われてきている。しかし今秋にはブラピ扮するビーンが活躍する、映画版マネーボールが公開予定であり、さぞかし良い気分だろう。いずれにしろ貧乏球団に黄金時代復活なるか楽しみである。
マリナーズは早くも3年先くらいのチーム編成を見据えており、一早く「失われた10年」から脱却したい。
というかこの失われた10年の間にイチローの全盛期が訪れていたわけで、このタイミングの悪さは、後々に改めて「残念だった」と思い返すことになるだろう。
しかし、マイナーで既に結果を出している先発右腕ピニェイダ、神童アクリーなどのメジャー昇格が期待されており、少しは明るいニュースも増えるだろうか。
特にピニェイダは将来、エース・ヘルナンデスと2枚看板を組むのではと言われているくらいの逸材だ(巨漢なのにコントロールが良いらしい。サバシアほどデブじゃないけど、でかい。)。
あと昨年リーを放出してまで獲得した、大器スモークのブレイクも待ち望まれる。
そういったワケでチームの成績は望めないが、ファンの楽しみはヘルナンデスの2年連続サイ・ヤング賞。イチローの11年連続11回目(世界記録)の200本安打達成くらいか。
いよいよ今日から、アスレチックスとマリナーズのオープニングシリーズに釘付になろう。祝・開幕!!
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