2008年2月2日土曜日

聖地 (その1)

甲子園球場の魅力については皆さんご承知の通り、また色々なところで語りつくされているのでココでは割愛。



今回は敢えて甲子園のダメなところと、改修によって改善される部分について語って行きたいと思う。



改修後のイメージはこんな感じだが、一見どこがどう変わるか良くわからない。













改修の大きなポイントは主に3つ。それぞれが大きな意味を持つ。

①銀傘の架け替え ②座席の取替え ③LEDリボンボード、スイートルームエリアの新設



①銀傘の架け替えについて



甲子園の象徴といえば多くの人は「ツタ」をイメージすると思うが、こちらも忘れてはいけない存在。銀傘(ギンサン)である。戦時中には鉄が足らなくなって、甲子園のギンサンまで戦争に借り出されたこともあるらしい。そんな歴史の証人が真新しいものに架け替えられる予定。












こいつの存在が妙に観戦者をノスタルジックな気分にさせてくれるのは間違いないが、ハッキリ言って柱が邪魔である。アルプス席付近にせり出している照明塔もしかり、柱の後ろに座ろうものならこんな感じ。見えねぇ。
















新しい銀傘の屋根には最新鋭のソーラーシステム(by HONDA)が備えられ、自家発電を可能にする。エコである。



既に欧州のサッカースタジアムなどで取り入れられている発想だが、非常に支持できる。



これで邪魔だった銀傘の柱も取り除かれ、同時に新しい照明塔も新設される。より快適な観戦を約束してくれるはずだ。



また銀傘下にはこれまた新たにスイートルームエリアとLEDリボンボードが新設される予定。(追って説明)。







②座席の取替えについて


お気づきの方も多いだろうが、甲子園はファールゾーンが異常に広いため、ファールフライが多くてシラケる。高校野球ではバッテリー間のパスボールや、送球エラーも多いから、これが数々のドラマを生んじゃったりするわけであるが… にしてもファールゾーン広すぎである。
















当然ファールゾーンが広い=スタンドとフィールドの距離が遠いというわけで、これも改善される。内野席が現状のラインより前にせり出してくるはず。エキサイトシートとはちょっと違うのだが、フィールド側に座席を増やしていく。そして椅子も現代人の体格に合うよう、大きいサイズになり、前後のスペースも今までより広がるはず。



また、昔の映画館のように内野席がフラットな状態で並べられているので、せっかく前の方の席に座っても前が良く見えない。これも改善していただきたい。











ちなみに上下2枚の写真は去年デカがお忍びで行ったセンバツの時の中田翔。日増しにどんどん清原に似ていくのが気になる。











ただし、一番肝心なのは、通路の増設ではないだろうか。甲子園が作られた時代はそんな決まりは無かったそうだが、今のスタジアムは消防法にのっとり、一定座席数に対して通路の設置が義務付けられている。


東京ドームなどでは座席の横配列が15~20くらいと思うが、甲子園の場合では余裕で30~40あるケースも。あまり大きな声では言えないが、関係者の話によると完全に消防法を無視しているらしい。


万一火災や地震が起きて避難する時に、通路が少ないと逃げ遅れてしまう可能性が。そうでなくてもトイレの近いデカなど、中の方の席に座ってしまった日にはアウトである。



コワモテのタイガースファンのおっさんにエクスキューズしながらトイレに行くのだが、通路が少ないから中々外に出れない。一回往復するごとに40回は「スミマセン」を連呼することに。気が小さいデカにとっては軽く試練である。




是非改善してもらいたい。




続く。。

4 件のコメント:

  1. 中田のこの写真を撮るあたりがあなたは本当に野球好きです。

    返信削除
  2. 新しい甲子園。
    記者席が遠くなってしまい、見づらくなってしまうのではないか、
    という、一部マスコミの方が騒いでいるようです。

    プチ情報です。

    返信削除
  3. それを指摘する検事は既に同じレベルです。
    そして先生の静かに動き出したブログもチェックしてます。

    返信削除
  4. わははっは。

     40回あやまる刑事が気になる。

     ドラマ先生も要チェックや!

    返信削除