彼についてちょっと気の利いたコメントでも書きたいところだが、面白いエピソードも見あたらない。強いて言えばメジャーリーガーの中では珍しいカナダ人なので、WBCのカナダ代表だったことくらい。
そもそも誰?
って感じかもしれないが、それもやむなし。日本ではほぼ無名に近いと思う。
しかしこの人こそが、遂にイチローを念願のナントカシリーズに導いてくれるかもしれないと、僕は熱く期待している。
マリナーズが過去3、4年の間に行ってきた選手獲得はほぼ全て失敗に終わったが(多分城島以外)、ベダードは久々のヒットになるだろう。
何がすごいって口で説明するのが難しいくらい、特徴が無いが、とにかく百聞は一見にしかず。シーズン開幕を、そしてベダードのピッチングを楽しみにして頂きたい。
先日早くも今年の開幕投手に指名されたようで、順調に行けば当日観戦予定のずんなまさんはナマで見られるかもしれない。
ベケットのような剛速球も、サバシアのような巨体も、サンタナのようなチェンジアップもあるわけではないが、特筆すべきはこの人、昨年メジャー全体の先発投手で最高の『奪三振率』を記録した。昨年は10.93だから、ほぼ11。
べダートは速球も140km中盤から後半だし、特にカーブが切れてるかな?くらい。でも見てると面白いようにポンポン三振を奪う。尚、投げ方は元オリックスのク・デソンにちょっと似てる。
ちなみに昨年メジャー全体の先発投手で奪三振率10点台を叩き出したのは、ベダードとレイズの若きエース、カズミア(10.41)ただ2人だけ。
念のため奪三振率とは、もしそのピッチャーが9回投げたとしたらいくつ三振をとれたでしょう?という数値のこと。いわずもがな、10点台とは1イニングで1つ以上三振を奪うことを意味する。勝利数、勝率、防御率、奪三振数などに比べてあまりフィーチャーされない記録であるが、意外と興味深い。
例えば、結構奪三振率の高そうなベケットの昨年の奪三振率は意外にも8.70と低く、松坂はこれまた意外にもベケットより高い8.84。
当然リリーフピッチャーの方がその数字は高くなるのだが、昨年最高の数字はおそらくパペルボンの12.96だから約13である。
マニアックなサイトを見つけたので是非お暇な方は。
ちなみに過去メジャー最高記録はランディ・ジョンソンの13.41。先発投手でこの数字は驚異的である。上記リンクのサイトを覗くと、改めてペドロ・マルチネスとランディは別格であることがわかる。リーグ別に見ても、90年代はほとんどこの2人が最高奪三振率を記録している。
そんな中、95年と01年に野茂の名前がさん然と輝いているのは感慨深いものがある。
やはりカリスマや。
がんばれ野茂♪
3 件のコメント:
火の玉ライアン、ドライバーで400yd飛ばしたことがあるって米GD誌で語ってました。ちなみにベストスコアは68らしい。
ちなみに日本球界一のウマゴルファーは原辰徳です。
デカの夜の奪三振率はどれくらいですか!?
良い質問です。
しかしながら小職には検事のような七色の変化球も、先生のような剛速球もありません。
よって三振は奪えず、粘投系。高校時代からこのスタイルです。
粘って完投。
三振は奪えないものの、
最多勝男です。
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