2008年4月4日金曜日

球児の美意識

結局今回のセンバツは、沖縄尚学の見事な圧勝で幕を閉じた。


エースの東浜巨(ひがしはまキョ?じゃなくて、ひがしはまナオ)のしなやかなフォームから繰り出される伸びのあるストレート、低目への制球は大会を通して安定していた。


監督の比嘉公也(ひがこうや、良い名前だ。)は同チームのOBで前回優勝時のエース(1999年センバツ)。


余談だが当時の沖尚のキャプテンは早大→現広島カープの強打者・比嘉寿光。何を隠そう、我らがパパが早慶戦で三振を奪った相手である。


もとい。


この”野球留学”(推薦で全国から有力選手を集めること)全盛の時代に、沖尚が地元出身のメンバーで全国優勝を成し遂げたことは非常に意味があるし、監督もOBとくればまさに純血で勝ち取った勝利と言えよう。スバラシイよね。


と、普通ならココで話しが終わるはずだが、今大会中に興味深い記事を発見したので紹介しよう。




無類のキャップ好きのデカとしては、こんな議論10年前から始めてたが、最近の球児の”曲げっぷり”は目に余る。











この記事ではフィーチャーされていないが、さらにデカが気に入らないのはキャップの前面を垂直に立てる行為。更にわざとキャップの上部にクボミを作る。よく高校球児が部室で洗濯バサミでつまんで型をつけているが、これカッコいいの!?


特に優勝投手の東浜君の型は典型的な例。































でもってキャップのクボミが崩れないようにみんなキャップを浅く被るのだ。坊主頭にちょこんと乗っける感じで。経験上このスタイルは野球名門校になればなるほど、顕著に見られることから、以前よりデカは”メイモン型”と呼んでいた。補足するなら、彼らは眉毛も激細だ。



佑ちゃんも早実時代はメイモン型と思しきスタイルだったが、早大入学と同時に影を潜めた。(左が早実時代・クボミが確認できる。一方右は早大入学後・クボミが無い。)
















プロ野球でも、メジャーリーグでもメイモン型は見かけない。これは高校野球のチームに供給されるキャップの型にも影響されているのだと思うが、いずれにしろ高校野球(特に名門校)独自の文化なのだ。



僕らの母校は”いわゆる名門校”では無かったので、メイモン型の奴はいなかった(と記憶している)。しかし名門校になってしまった今、後輩達の美意識が問われている・・・



こんな議論くだらないと思うかもしれないが、気になり出すと気になるので、皆さんも是非メイモン型は取り締まって頂きたい。

2 件のコメント:

  1. でました!名門!!!
    デカの影響で日常会話の「名門」という言葉が非常に一般化された気がします。

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  2. この際だから本出しませんか。
     面白い。ふつうに。

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