サスペンデットによって史上初めて中断されていたワールドシリーズは、もう1日の順延ののち、6回ウラからゲームはリスタートされた。
テンポの良い攻撃と守備で、あっという間、1時間ほどの勝負だったが、結果フィリーズが28年ぶりのワールドチャンピオンに輝く。
まあ、今日の勝負云々より、エース・ハメルズがシリーズで2勝し(MVP受賞)、4番・ハワードが目覚めたフィリーズに対し、エース・カズミアがシリーズ2敗、4番ロンゴリアが急ブレーキとなってしまったレイズでは、その時点で勝負ありであった。
また岩村の勝負どころでのエラーが度々失点に結びついてしまい、何とも本人にとっては歯がゆい結果となってしまったことだろう。
しかし誰がカズミアを、ロンゴリアを、岩村を責めよう。
まさかレイズがヤンキースとレッドソックスを破ってア・リーグ東地区で優勝するなんて、ホワイトソックスを破ってリーグチャンピオンシップシリーズに進むなんて、レッドソックスを破ってワールドシリーズに進むなんて、誰も想像もしてなかったに違いない。
MLBの底辺に長らく停滞していたレイズが成し遂げたことは、恐らくどのチームにも同等、もしくはそれ以上の可能性があるということ。これが一番大きなポイントで、来季以降も他の弱小チームのファンにとっても大きな希望となるだろう。
こうしたレイズのような実績が、下部チームの観客動員の底上げにつながり、結果MLBリーグ全体が成長し続けるという好循環に繋がるワケである。しかしながらコレは単なるマグレではなく、先も述べた収益分配制度や、ウェーバー制ドラフト等、そういった”仕組み”がシッカリ機能している証拠であると言うことができる。
かくして”近年稀に見るジミなワールドシリーズ”も非常に意義のあるものだったと、終わってみて再確認した次第である。
完全に余談だが、この耳付きキャップが欲しい。冬の野球やゴルフにもってこいではないか!
さてその数時間後、東海大相模・大田泰示の交渉権を巨人が得る。さすがにドラフトで抽選を連戦連敗していたラーハーも、後輩だけは外さなくてホッとしているハズ。
しかし、この大田君、あの日横浜スタジアムで観戦していた皆さんはもうお気付きのはずだが、なぜか毎年ドラフトに登場する「10年に1人の逸材」とはワケが違う。
デカは彼の打撃に関してとやかく評論できる立場には無いが、やはり抜群の身体の大きさとバランス(スタイル)の良さ、足の速さがポイントと思う。中田翔と決定的に違う点は”アスリート”としてのポテンシャルの高さである。
松井を超えるプレイヤーになることを本気で期待せずにはいられない。
唯一大田くんのバランスが悪い点を挙げるなら。。。顔の長さの割りに、極端に狭いオデコくらいだろう。キャップをカブっても前髪が見えてしまうので、それだけは注意していただきたい。
1 件のコメント:
大田くん,ワタシごときにも相当印象的でした。負けを背負えるのは主将だけ,そういう意気込みを感じた夏の思い出。
検事,くたびれ。
おらもそのうち頑張って更新するヅラ!年末に向けて,頑張っていきましょ〜!
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