生きてます。
色々出かけていただけで。
何となくネタはたまっていても、漠然と何を取り上げようかと決め手が無い日が続いていた。
そんなある日、デカはオバマとの共通点を発見したのだ。 ”ホワイトソックスファン”であるということ。
オバマが熱心なスポーツ・特に野球ファンであり、地元シカゴの(熱狂的な)ホワイトソックスファンであることは既に有名である。
上院議員時代にはホームUSセルラーフィールドで始球式も行っている。
そんなこんなで早くも2016年のオリンピックの候補地の一つ(もちろん東京も候補地)であるシカゴが有利になり、仮にシカゴが選ばれた場合は野球が公式競技に復活するのでは?なんて気の早い憶測もチラホラ聞こえてきている。
一方、大統領予備選挙で対したヒラリー・クリントンも同じくシカゴの出身で、彼女は「カブスファン」を公言していた(ただのリップサービスという推測もあるが)。
まあ、話しの流れ的には当然”そういう構図”になるのだが。
ハッキリ言ってシカゴ市民の(多分)8割以上はカブスファンだし、全米的にもカブスファンの方が圧倒的に多いはずなのだが、敢えてホワイトソックスファンを公言し、レペゼンしてくれたことに僕は感動すら覚えた。
しかしハナシのポイントはソコでは無い。
以前も話したが、南北に広がるシカゴエリアでは、「北のリグリー(カブスの地元)」、「南のコミスキー(ホワイトソックスの地元)」、と呼ばれ、一般的にはファンの生態区域も同様にカテゴライズされている。
一方、これもあくまで一般的なハナシなのだが、ダウンタウンの中心部を挟んで、「北」の地域は知的・生活水準が高いとされており、「南」の方はその逆と認識されている。
確かに両球場の周辺をちょっと歩いただけでも、確かに街の雰囲気の違いは歴然としている。 閑静な住宅街が立ち並ぶリグリービル(リグリーフィールドの周辺をそう呼ぶ)と比べ、USセルラーフィールドの周辺は治安が悪いので、ナイトゲーム終了後はフラつかないように!とガイドブックに注意書きが添えられているほどである。
古くからホワイトソックスのニックネームは『サウスサイダーズ』であり、そこにはヒスパニック、黒人、アジアン等、マイノリティーのコミュニティーが広がっている。
そしてオバマはそういったサウスサイドエリアに密着した活動からキャリアをスタートさせ、今日の成功を掴んだ。
常々ホワイトソックスファンを公言している彼だが、そこに”俺はマイノリティをレペゼンしているのだ”という強い自負と信念を垣間見ることが出来るのだ。
まあいずれにしろ今年は、ホワイトソックス・カブス、両チームともにポストシーズンまでコマを進め、元々野球熱の高いシカゴ市民がさらに盛り上がったことは間違いない。
というわけでそんな熱気の記憶が覚めやらぬうちに、今後数回に渡り再びシカゴの両チーム・球場の魅力についてハナシを進めて行きたい。
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