2012年5月1日火曜日

ダーラムと映画とタバコのハナシ

メジャーリーグも開幕から1ヵ月が経とうとしていたまさに今日、ヒデキのレイズとのマイナー契約締結のニュースが飛び込んできた。



今後チーム内で激しい競争を強いられることは想像に難くないが、好調レイズの一員として今後プレーオフを目指せる環境に身を置ける意義は非常に大きいと思う。また、若い選手が中心のレイズにとっても松井の勝負強い打撃と百戦錬磨の経験は、シーズンが佳境に差し掛かるほど頼られることとなるだろう。球界一のインテリ監督、ジョー・マドンの存在も心強い。



但し、今年はキャンプも練習試合もまだ経験していないヒデキは、暫くの間レイズ傘下のトリプルA『ダーラム・ブルズ』で世話になる事が既に決定している。このチーム、日本人にはなじみが薄いかもしれないが、米国内では最も有名なマイナーチームの一つと言われている存在なのである。



理由は1988年に公開されたケビン・コスナーの主演映画『BULL DURHAM(邦題:さよならゲーム)』の舞台として取り上げられた事による。同作は同じくケビン・コスナー主演でかの有名な『フィールド・オブ・ドリームズ』の一年前に公開された、マイナーリーガーの希望と哀愁を描いたB級映画だが、本作のヒットにより当時ブルズの名も一躍ネイションワイドのものとなった。






ちなみに劇中で描かれていたブルズはシングルAのマイナーチーム(しかもブレーブス傘下)だったが、映画の影響で人気が出てしまったチームに観客が押し寄せ、シングルAのキャパシティでは足らなくなり、新球場の建設と共に1998年にトリプルAへの昇格を果たしたのだ。ノースカロライナの田舎チームが、他の貧乏マイナーチームにとって垂涎のサクセスストーリーをやってのけたのである。その時にアフィリエイトもブレーブスからレイズ(当時のデビルレイズ)に移行したのだ。



さてこのブルズだがチームの歴史は長く、タバコ会社の野球チームとして1902年に創設されたことが起源となっている。ちなみにヤンキースやレッドソックスが創設されたのが1901年であるからほぼ同等の歴史を持つと言うわけだ。チーム名は『ブル・ダーラム・タバコ社』の社名から、ダーラム・ブルズと呼ばれるようになった。



元々ノースカロライナはタバコの名産地として知られており、今もキャメルやKOOL等のブランドでおなじみの『RJレイノルズタバコ社』も隣町のウィンストン・セーラムに本拠地を置いている。(ブル・ダーラム・タバコ社はその後吸収、合併を繰り返し会社自体は現存しないものの、2003年に当時の工場が復元され今もダーラムの観光名所となっている)。



本拠地のダーラム・アスレチック・パークは、ホームランを打つと煙が出るイナたい仕掛けの牛の形をしたブル・ダーラム・タバコ社の広告が有名だったが(劇中にも登場する)、現在は球場も牛も2代目となっている。(先代は旧球場と共に現役を退き、今は新球場のコンコース内でひっそりと余生を過ごしている)







実は「ブルペン」の言葉の由来は「BULL/PEN=牛の囲い」と解釈するのが普通とされているが、このブル・ダーラム社の牛の形をした広告が投球練習場の後ろにあったから、それにちなんで投球練習場自体が「ブルペン」と呼ばれるようになったという説もいまだ有力なのである。この辺はちょっとした野球ウンチクとして押さえておきたい。



尚、現在2代目の牛が鎮座している同球場のレフト側のフェンスは異様に高く設定されており、本場ボストンのアレをそのまんまパクった「ブルーモンスター」と呼ばれている(呼ばせている)。









話しは変わるが、35歳のおっさんがメジャーデビューを果たす『オールド・ルーキー』という映画もご記憶の方もいるだろう。ロードサイドのスピードレーダーで球速表示されるシーンが印象的な映画だったが、劇中にも主人公のジム・モリスがマイナーからメジャーにコールアップされるシーンがあり、彼が最後に所属していたのもこのダーラム・ブルズである。







またダーラムはアメリカの野球のナショナルチームの本拠地としても機能しているため、日米大学野球選手権なんてのもココの球場で行われる事になっている(隔年で)。斎藤祐樹がダーラム・アスレチック・パークのマウンドに登板した記憶がある人は相当の野球オタクに違いない。



まあ、そんなどうでもいい事を考えながらヒデキの活躍と、一日も早いメジャー昇格を願おうではないか。

2012年4月6日金曜日

2012年MLB 5つのトピック

いやいや、気づけばブログへの投稿なんて1年ぶりである。


いよいよ2012年度のメジャーリーグも本格的な開幕となったが、今年個人的に注目している5つのトピックに沿ってハナシを進めて行きたい。酒の席でのちょっとしたウンチクにでもなれば幸いである。尚、本文に記載されている数字や人名など、詳細については一切責任を持たない(持てない)。



1.ダルビッシュのデビューとその他の注目ルーキーについて
やはり今年の話題はダルビッシュで持ち切りだろう。酷なようだが、彼の活躍は自分自身の評価はもちろん、今後渡米する日本人選手の運命(特に投手の)を握っていると言っても過言ではない。それくらいのインパクトがあると思う。



よく「ダルビッシュは活躍すると思う?」なんて質問を受けるが、そういう意味では「活躍してもらわないと困る」のだ。


しかしながら今シーズンを終えた時に、何をもって「ダルビッシュは活躍した」と言えるのだろうか??日本人(特にメディア)は、やたら「勝ち星」にこだわる傾向にあるが、正直自軍の打線の援護やリリーフ陣の結果に左右されやすい「勝ち星」という指標だけでは評価基準は分からない。そこで、、、


 ■ 年間通してローテを守る事→「200投球回数」の達成
 ■ 上記を達成すれば自ずと「200奪三振」が見えてくるだろう。
 ■ 日本で1点台だった防御率は、3.50以下で十分。
 ■ 上記を踏まえた上で、最終的な勝ち星は15勝程度で十分。


このうち1つも達成できなければ期待外れ。2つを達成すれば上出来。3つを達成すればサイ・ヤング賞(もしろん新人王も)の可能性も出てくると思う。皆さんもちょっとした指標にしてもらえると幸いである。


またその他の注目ルーキーは、ナショナルズの神童ことブライス・ハーパー、エンゼルスのマイク・トラウト、先日も来日し豪快なHRを飛ばしたアスレチックスのヨエニス・セスペデス、同じく来日したマリナーズのヘスス・モンテロ、昨シーズン終了後に早くもレイズと長期契約を結ばれた左腕、マット・ムーアなどがあげられる。是非ダルと併せて注目頂きたい。







2.イチローの契約更新、松井やその他ベテラン勢の去就
ご存じの通り今シーズン終了時でイチローとマリナーズの5年契約が切れる事になる。来季以降の更新についても全く問題なし。と思っていたが意外にひと悶着がありそうなので注目したい。前回契約更新の2007年時はシーズン途中に早々に5年契約での延長を発表したが、今回はシーズン終了後まで契約交渉は持ち越しとの見解でチームもイチローも一致している。

チームにしてみれば40歳を間近に迎え、毎年成績低下を懸念されている選手に1,700万ドルは高価すぎる。となると契約年数や年棒でかなり厳しい提示になるのではと予想する(天下のジーターですらそうだったんだからね)。

一方イチロー自身も10年以上一度のプレーオフ進出が無く、体たらくを続けるマリナーズに嫌気がさしている可能性もある。少なくとも2007年当時ではチームに若干の可能性を感じていたかもしれないが、最低でも向こう数年はマリナーズがプレーオフに進出出来る可能性は極めて低いと言える。

つまりマリナーズ残留=現役中でのプレーオフへの望みを無くす。少々大げさだがこういう事になる。個人成績で頂点を極めた男であれば、一度はプレーオフ、いやワールドチャンピオンの味を味わってみたいと考えるのは普通ではないだろうか?



一方で既に世界一経験のあるヒデキは遂に所属が決まらないまま開幕を迎えてしまった。しかし彼一人マーケットに取り残されているのであればまだしも、ジョニー・デーモン、ウラジミール・ゲレーロ、マグニオ・オルドネスと4、5年前のオールスター級のビックネームがまだまだ未契約マーケットにゴロゴロいる。


昨年は長年一線で活躍を続けてきた、ジェイソン・バリテック、ティム・ウェイクフィールド、ホルヘ・ポサダ等の引退が非常に印象的だったが、多くのチームで若返り政策が進められている中、彼らベテラン勢にはもうひと花咲かせてもらいたいのだが。。。処遇はいかに。


3.新生マイアミ・マーリンズ、NL東地区とワイルドカードの増枠
今年注目のチームは?と聞かれれば真っ先にマイアミ・マーリンズと答えたい。長年閑古鳥が鳴き続けていたフットボール兼用スタジアムに別れを告げ、今年は念願の自前のボールパークを手に入れた。球団名もフロリダ・マーリンズからマイアミ・マーリンズに改称し、チームのユニフォーム・ロゴも一新された(業界内では悪趣味と評判が悪いが、僕的にはトロピカルな雰囲気で良いんじゃないかと思うけど。)


マーリンズ・ボールパークはマイアミ特有のスコールから試合を守るため、天井はスライド式の開閉タイプ、外野にはおネエちゃんが戯れる為のお約束のプール、バックネット裏には熱帯魚が泳ぐ水槽が施され、既にボールパーク界の独占禁止法に抵触しそうなPOPULUS社(旧HOK Sports)のエッセンスが随所に盛り込まれている球界一のゴキゲンパークとなっている。


こうしたハード面の整備によって収入面でも強気に出たオーナーは常軌を逸した?と言われるほどの大盤振る舞いに出て、オフには大物選手を次々獲得して行った。しかもメンツが濃すぎる。


ホセ・レイエス、マーク・バーリー、ヒース・ベルとこの辺までは良いが、セオ・エプスタインに「彼との信頼関係構築は不可能」と断言された球界一のキレ男カルロス・ザンブラーノ、無気力プレーのハンリー・ラミレス、ツイッターでの奔放発言が相次ぐローガン・モリソン、監督にはホワイトソックスからオジー・ギーエンを迎え入れ、「問題児の特別編入クラス」が出来上がった。


結果は大凶に出るか、大吉に出るか、どっちかになると思う。いずれにしろ今年のマーリンズは2004年に世界一に輝いたレッドソックスより濃いメンツが集まっている。
ある米国人の地元記者が、この「表裏一体のギャンブル性」こそが非常に「マイアミ的」と語っていたがまさにその通りだと思う。大富豪の別荘が立ち並ぶ一方、犯罪がまん延するスラムが同居している街こそがマイアミなのである。今シーズンはこのスリルに酔いしれたいと思う。


マーリンズの所属するナショナルリーグ東地区は、元々「世界最高の先発投手陣」を揃えるフィリーズが盤石であったが、このマーリンズの大補強や、長年低迷を続けていたがようやく戦力が整ってきた(トミージョン明けの怪腕ストラスバーグと、メジャーデビュー寸前の神童ハーパーを擁する)ナショナルズの台頭が期待されており、目が離せない。


また、今年からワイルドカードが2枠に増枠された事も大きな意味を持つだろう。これだけ力のあるチームが同リーグ、同地区内に固まると、優勝チームと、ワイルドカードチームが同地区から2チーム進出し、ワンゲームプレーオフを行うというシナリオも考えられなくはない。



実は全く同じ事がアメリカンリーグの東地区にも言えて、この新ルールの恩恵を最も受けるのはトロント・ブルージェイズではないかと言われている。過去5年間でアメリカンリーグのワイルドカードは全て東地区から進出しており、また過去5年間のワイルドカードが上位から2チーム選出されていたとすると、10チーム中8チームがア・リーグ東地区のチームだったというデータがあるのだ。それがまさにブルージェイズであり、レイズ、レッドソックスなのである。

4.大補強のエンゼルス、タイガース、レンジャース、マーリンズとヤンキースの静すぎるオフ
オフの主役は上記の通り大枚をはたいて次々大物を獲得して行ったマーリンズであり、プーホールズを10年2億5400万円で獲得したエンゼルスであり、メジャーリーグでまだ1球も投げていないダルビッシュに1億ドルをつぎ込み獲得したレンジャースであり、プリンス・フィルダーを獲得し、ミゲル・カブレラと球界屈指のクリーンナップを形成したタイガースであった。


一方ヤンキースの動向はあまりにも静かだったが、プライベートで愛人問題に揺れたキャッシュマンは非常に実のあるディールを行った。唯一最大の懸念だった先発投手陣に一晩で黒田とマイケル・ピネイダを加えると言う離れ業をやってのけ、サバシア、ノバ、ガルシア、ヒューズもしくは引退撤回のペティットという屈指の先発を形成させた。(また長年不安定な結果に悩まされ続けたAJバーネットをパイレーツに放出)


最近の傾向を見ていると、昨年のレッドソックスを筆頭に、「大補強したチームは意外とコケる」というジンクスが個人的には続いており、オフの主役が必ずしもポストシーズンの主役とは限らないという説を今年も唱えてみようかなと思っている。ヤンキースが好きなわけではない(むしろ大嫌いである)が、もしかすると今年の世界一は、、、という事になるかもしれない。


5.2012年注目選手
最後に個人的な注目選手を上記以外で5人列記しよう(上記で言及された選手は全員注目)。
まずは不運なケガから復帰を目指すジャイアンツのバスター・ポージー。個人的には今後10年間のメジャーリーグは彼に引っ張っていってもらいたいと考えている。


「常に人生最後の試合のようなプレーをする」とフランコーナ前監督を唸らせたレッドソックスのダスティン・ペドロイアも頑張ってもらいたい。彼こそが真のメジャーリーガーである。


開幕戦で来日し、日本のファンにも多少名前の売れたマリナーズのダスティン・アクリーも応援している。柔らかいスイング、コンタクトの強さはチェイス・アトリーをしのぐポテンシャルを持っている。ただし打席に入るテーマソングがカントリーミュージックなのは良くない。あれでは気合いが入らないではないか。


昨年のナ・リーグMVPから薬物疑惑のブルワーズ、ライアン・ブラウンも目が離せない。異議申し立てにより出場停止処分は解かれたものの、彼自身の潔白が証明されたわけではない(尿検査のプロセスの不備が指摘されただけ)。潔白を証明する唯一の方法は今年や来年以降も誰もが認める数字を残し続ける事だけである。



あと一人は迷うが松坂大輔を押したい。松坂もイチロー同様今季が契約最終年度。ダルビッシュフィーバーに沸く昨今、5年前の自分の姿と重ね合わせ彼は何を思っているだろう。今季の投球内容、ケガの回復状況によってはレッドソックスへ残留か(個人的に可能性は低いと思う)、他チームへの移籍か、日本に帰国か、いずれかのオプションを選択することになるだろう。まだまだ老けこむには早すぎる、同期の出世頭として頑張ってもらいたい!!

2011年4月1日金曜日

MLB来季展望 (ア・リーグ西地区編)

西地区は正直分からない。というかマリナーズ以外は全て優勝の可能性があるだろうと言われている。まあ、、、実績から予測するとレンジャースか。







廃人の淵から這い上がってきたハミルトンや、エンゼルスをお払い箱になったゲレーロ、生え抜きスターのヤングなどの活躍により、昨年は球団史上初となるワールドシリーズ進出を果たした。






また、昨年途中より、チームの新オーナーとなった地元の英雄・ライアンがチームを鼓舞した場面もあっただろう。








昨オフにはエース、リーの引き留めには失敗したものの、浮いた資金でレッドソックスからベルトレーを補強した。







個人的に注目は1番&ショートのアンドラスだ。まだ若く粗削りだが、身体能力に非常に高いポテンシャルを感じる。


続いてはエンゼルス、一昨年まで3年連続地区優勝を果たしていただけに、昨年はモラレスがアホな骨折さえしていなければ十分優勝は射程圏内にあったはず。
























ココ2年DHをゲレーロや松井を入れ替えたが、今年は本命クロフォードに逃げられ、ベルトレーもレンジャースにさらわれ、最終的にはブルージェイズで不良債権と言われてきたウェルズを獲った。






満足な補強を行ったとは言えないが結果はどう出るか。







ウィ―バー、ヘイレン、サンタナの先発陣に、左腕カズミアが不調になれば、高橋が先発に食い込んでくる可能性も無くはない。







アスレチックスはメンツ的にはマイナーだが、若い投手陣が化けた場合、一気に優勝の可能性も出てくる。







昨年完全試合達成のブレイデン、18勝のケイヒル、15勝のゴンザレスに、古巣復帰のハーデンや、アンダーソンが続き、年を追うごとに成績が伸びて行く駒が揃っているだけに楽しみではある。







過去にもジート、マルダー、ハドソンを自前で揃えた実績もあるので、侮れない。







レンジャースやエンゼルスと比較した場合、打線の弱さが気になるが新加入のヒデキが打者不利の球場でどこまで頑張れるか。ちなみに日米通算500本塁打まであと7本である。











                              


                               





一時は『マネーボール』で一世を風靡した、ビリー・ビーンだが、近年は改めてその本当の真価が問われてきている。しかし今秋にはブラピ扮するビーンが活躍する、映画版マネーボールが公開予定であり、さぞかし良い気分だろう。いずれにしろ貧乏球団に黄金時代復活なるか楽しみである。







マリナーズは早くも3年先くらいのチーム編成を見据えており、一早く「失われた10年」から脱却したい。






というかこの失われた10年の間にイチローの全盛期が訪れていたわけで、このタイミングの悪さは、後々に改めて「残念だった」と思い返すことになるだろう。






しかし、マイナーで既に結果を出している先発右腕ピニェイダ、神童アクリーなどのメジャー昇格が期待されており、少しは明るいニュースも増えるだろうか。







特にピニェイダは将来、エース・ヘルナンデスと2枚看板を組むのではと言われているくらいの逸材だ(巨漢なのにコントロールが良いらしい。サバシアほどデブじゃないけど、でかい。)。






あと昨年リーを放出してまで獲得した、大器スモークのブレイクも待ち望まれる。





















                                        




そういったワケでチームの成績は望めないが、ファンの楽しみはヘルナンデスの2年連続サイ・ヤング賞。イチローの11年連続11回目(世界記録)の200本安打達成くらいか。




いよいよ今日から、アスレチックスとマリナーズのオープニングシリーズに釘付になろう。祝・開幕!!

2011年3月30日水曜日

MLB来季展望 (ア・リーグ中地区編)

中地区は目下2連覇中のツインズが最有力と言われているが、独断と偏見と贔屓でホワイトソックスを推す。



ベテラン、コネルコを軸にクエンティン、リオス、今年からアダム・ダンが加わるので、破壊力はまあまあだろう。








                                




                                 



                              




過去数年のDHと言ったら、トーミはまだしも、ラミレスやジュニアと言った賞味期限切れのスター選手で何とかまかなってきたが、年齢的にも実績的にもダンの加入は大きい。しかし超人的に三振が多いのが玉にきずではある。



先発投手陣は、ご存じ完全男バーリー、ダンクス、フロイドの3本柱に、元サイ・ヤング賞(07年)のピービーが故障から復活する予定なので過剰な期待は禁物だが、底上げは十分だろう。



2008年以来のプレーオフ進出を果たし、オバマを元気付けてあげたいところだ。





次点のツインズは西岡が加入したくらいで、地区優勝を果たした昨年から大きな変化はないが、すっかり「球界の顔」の一人になった地元ミネソタの英雄マウアーに、モアノーがケガから復帰する見込みなので、久々にMM砲の復活となり、昨年より打線の厚みは増すだろう。要注意だ。





  


                      




                    





トーミも600本塁打まであと11本と迫っており、こちらも目が離せない。




しかし西岡はプレーよりも幼稚園レベルの語学力が心配だな。まあ、皆いい人そうだし、そのうち慣れるといいが。






実力のあったブルペンがごそっと抜けただけに心配ではあるが、ヤンキース時代の体たらく&ケガから奇跡的に復活したパバーノを軸に、ベイカー、スローウィ―、リリアーノと10勝+αを期待できる先発が揃っているのは心強い。




しかし何故かプレーオフにはめっぽう弱く、何と現在ポストシーズン12連敗中(歴代ワースト2位)という不名誉な記録を更新中である。





タイガースは投のバーランダー、打のカブレラと、チームの格となる選手が揃っている今のうちがチャンスだろう。





全然関係ないが、球場内に設置されているメリーゴーランドは馬じゃなくて虎なので、地味に注目してほしい。しかし虎がリアル過ぎて結構怖い。






                    




 




クリーブランドのフランチャイズに連続満員記録(455試合/歴代2位)を樹立した、かつての面影は無く閑古鳥が鳴いているが、辛抱が必要か。数年前までサバシアやリーがココで活躍していたことを考えると、メジャーの選手の入れ替わりの早さには改めて驚かされる。






                     




                      









ロイヤルズはチーム唯一の顔とも言っていい、グレインキーをブルワーズに放出し(結局遊びのバスケ中に骨折)、見どころは少ない。先発投手陣はほぼ全員マイナーレベルで、背筋が凍る思いだ。心配を通り越して、おぞましい。



メジャー随一の充実とも評価されているマイナー組織からどんな若者が名乗りを上げてくるか、楽しみはそれくらいだろうな。




マニアの間で全米一美しい球場(ご存じ全米にいくつも存在する)と呼ばれているカウフマンスタジアムは来年2012年のオールスター開催地に決まっており、少しでもフレッシュなネタが欲しいところである。




                             




                             





開幕まであとわずか。残りは西地区か。

2011年3月24日木曜日

MLB来季展望 (ア・リーグ東地区編)

色々大変な日々が続いているが、来週に迫ったメジャーリーグ開幕への喜びを禁じ得ず、再び筆を取ることにした。





ア・リーグ東地区は悔しいがレッドソックスが盤石である。





オフの目玉であったクロフォードをレイズから、ゴンザレスをパドレスから獲得し、オルティスやドルーといったビッグネームすら、下位打線に控える打線は正直抜け目がない。






















エルズベリーやペドロイアなどの生え抜きも機動力が有り、正直キャッチャー以外穴が見つからない。バリテックは引退間近、レンジャースから獲得したサルタラマッキアがどこまでやれるか。ちなみにSALTALAMACCHIA(14文字)はメジャー史上最長の姓の為、「サルティ」で通したいらしい。





先発も、レスター、ベケット、バックホルツ、ラッキー、松坂、ウェイクフィールドと、駒が揃っており、リーグ屈指という評価は否定できない。






但し、故障がちなメンツの為、どこまで計算通りに投げれるか?後ろはパペルボンやジェンクスなどパワーピッチャーが控えており、手ごわい。






続いてはほんとは優勝候補に推したいレイズ。





既に全盛期は過ぎているものの、ラミレスとデーモンというタレントが今年から加入する。2004年にレッドソックスがワールドチャンピオンに輝いた際に中心メンバーだった彼らが揃ってレイズに移籍することを当時誰が予想できただろうか。。。時の流れである。


















アプトンやロンゴリアといった生え抜きのスター候補が絡めば面白い。





昨年ようやく覚醒した左腕・プライスを筆頭に、デービス、シールズの先発陣もまあ計算は出来るだろう。





冷静に考えれば、”メジャー最激戦区”と言われるこの地区で、過去3年で2回優勝してるんだから、「球界のお荷物」と揶揄されていたかつての(デビル)レイズとは、とっくに決別している事だけは間違いない。





尚、本拠地のトロピカーナフィールドは、今やメジャー「唯一」の”完全密封型”ドーム球場となった。新球場の建設計画もとん挫したままなので、こっちも頑張ってほしい。              

                                                 




ヤンキースはせいぜい3位ぐらいがちょうどいいだろう。





オフには獲得確実と言われていた球界最高の左腕リーを逃し、2009年サイ・ヤングのグレインキーはパニック障害を抱える為、品の悪いファンを避けるため、こっちもミルウォーキーに逃げられた(しかし先日遊びのバスケ中に骨折。嗚呼。)



挙句の果てにペティットにも引退を表明され、正直先発の台所事情は苦しい。ダイエットに成功したサバシアは個人的に好きなので応援したい。





テコ入れはガルシアやコロンといった、かつてのスター投手をマイナー契約で獲得したにとどまった。





しかし昨年のセーブ王・ソリアーノをレイズから獲得し、リベラに繋ぐセットアッパーで起用する予定とは、さすが金満球団のなせる業である。





打線に関しては、、比較的若いカノーやテシェーラはともかく、既に晩年を迎えているジーターやポサダにかつての輝きは無く、Aロッドはキャメロン・ディアスの尻を追っかけている始末だ。




















                             
                                  

グランダーソン、スウィッシャー、ガードナー等のわき役の活躍がポイントだと思う。





ブルージェイズは特に話題性が無いものの、突然変異変異を果たしたバティスタが5年契約を勝ち取ったが、今年も孤軍奮闘なるか。























チームは巨額不良債権のウェルズとエース・マーカムを放出し、長い再建期間に取りかかっている。





オリオールズもかつての輝きは無く、自慢の素晴らしいボールパークは閑古鳥が鳴いている。




むしろ最近はフェンウェイパークのチケットを取れないレッドソックスファンに重宝されており、ボルチモアで行われるレッドソックス戦は「逆ホーム現象」が起きている。





超大型捕手と言われて久しいウィタースが伸び悩んでいるため、チームの停滞とリンクしているようでならない。




しかし何気にデレク・リー、ゲレーロといった過去のスターを獲得したので、もうひと花咲かせた日には多少の番狂わせはあるかも。



上原も同様、引退前にもうひと花咲かせてもらいたい。