2007年10月30日火曜日

エンジョイ・ベールボール

前回が約40年ぶりだったもんだから、またそれくらい待たなくてはならないのかと思っていたら・・・そんなことは無かったようだ。


慶応高校が来春センバツの出場をほぼ当確とした。99%と言っていいだろう。



しっかし強なったわ。



あと心配なのは・・・



不祥事だけである。





とりあえず祝杯だな。

2007年10月29日月曜日

終宴

一野球ファンとして、7戦目の松坂とまでは言わなくても、せめて明日のベケットの登板まで見たかったが、結果スウィープでレッドソックスがワールドチャンピョンに。


結局松坂は横浜高で日本一、西武で日本一、メジャー移籍一年目で世界一。
どんだけついてるんだと。あまりにも順調すぎて今後の目標を失ってしまうのではないだろうかと。老婆心ながらに思ってしまうわけである。



まあ、大きなお世話だろうな。



いやしかし、ロッキーズもシーズン終盤の猛チャージ→最終戦でワンゲームプレーオフの権利を得て、その試合でも9回2アウトからあのホフマンから逆転劇。スウィープ+スウィープでWSまで勝ち上がり、映画さながらの快進撃であった。


世界広しと言えども、ロッキーズのWS進出をシーズン前に予想した解説者はいなかったはずだ。同時にこのメジャー屈指の薄給軍団が他29チームのGMを震え上がらせたことだろう。


「大輔と岡島におめでとうと言いたい」


試合後、そんな言葉で締めくくったカズオをはじめてカッコいいと思った。早くもGMから来季契約延長の意向を伝えられているそうで、新天地での更なる活躍を願ってやまない。



と、まあ松坂の移籍騒動から始まって、終わってみればあっという間の半年でしたな。



結局ナントカシリーズへの出場ならずに終わったマリナーズとイチロー。(そしてジョー。)来季こそ。


御歳37で99マイルを計測した斎藤隆。ドジャースもプレーオフまでもう一歩だった。


ここ1、2年暗い松井秀喜。水戸出身ながら納豆が食べられない井川。ヤンキースのオフは必見だ。


移籍1年目ながらリーダーシップを発揮した岩村。早く強いチームに移籍しろ。


井口も来季は早くフィリーズを出て、レギュラーの姿で活躍を見たい。



そしてそして見る者全てのまぶたを熱くした桑田。




いやー野球ってのはいいもんですな。と改めて思うのである。



しかし感慨にふけっている暇は無く、すでに来季に向けての動きは活発化している。日本での開幕戦(レッドソックス vs A's)はいよいよ調整段階に入ってる様子だし、Aロッドはヤンキースを退団なんて報道も。


どうしてもメジャーに肩入れしてしまう傾向にあるが、今後も古今東西問わず、オフの話題を取り締まっていく予定だ。


また、できれば時間のあるオフにしか語れないであろう、ボールパークの魅力についても今後時間を割いていければと思う。


ほな、また。

2007年10月27日土曜日

夏の思い出

外は台風が猛威をふるっている。


無論楽しみにしていた早慶戦も中止だ。


こんな日はおとなしく家で衣替えでもしようと思った矢先、シアトル市警の友人デカから思いがけないギフトが届いた。

  


イチローサイン入り07’オールスターゲームプラクティスジャージである。


ジャイアンツカラーのオレンジを基調に、胸のアメリカンリーグのロゴはゴールデンゲートブリッジをモチーフに作られている。実に秀逸なデザイン。


今後伝説として語り継がれるであろう、あのインサイドボールパークホームランの記憶が甦ってくる。



俺もあの日、捜査でサンフランシスコをウロウロしていたのだが、ボンズのホームランシーンでおなじみの、「スプラッシュヒット」を待ち構えてる人たちは実際こんな感じ。





みんな思い思いの格好で、カヌーやダイビングの装備を駆使して一攫千金を狙っているのである。中には勝手に浮島グリーンを作ってニッカポッカスタイルでパターゴルフに興じる輩もいて、やっぱアメリカ人はアホやなーと感心したものである(もちろん敬意を込めて)。


尚、この海(入り江=コーブ)は地元のファンにはマッコビー・コーブと呼ばれていて、ジャイアンツ往年の名一塁手、ウィリー・マッコビーにちなんで名付けられたそうだ。



こうした球場ならではの名物や、話題なんてものはメジャーでは良くある話だが、実はその裏にはある仕掛け人の存在が浮かび上がってくる。


当然デカとしてはそんなホシを野放しにしておく訳も無く、また今度ゆっくり話すことにしよう。


  

2007年10月26日金曜日

野球三昧

今週末はほとんど予定を入れずに野球三昧の覚悟。非常にハードな為、我ながら身体がもつか心配である。

土曜日は 
昼→早慶戦 
夜→日本シリーズ


日曜日は 
朝→ワールドシリーズ 
昼→早慶戦 
夜→日本シリーズ



特に今回の早慶戦は優勝の行方を決める大一番だけに要チェケラである。



慶応、早稲田、明治と、3校に優勝の可能性が残されており、1勝すれば優勝が決まる早稲田が有利ではあるものの、慶応も2連勝すれば優勝が決まる。先発が安定している今季は十分可能性大である。


今ドラフト上位指名が濃厚な加藤はもとより、中林も今季3勝(防御率0.69!)と確実に力をつけてきた。この左腕2枚看板は必見である。



かつて全国優勝を果たした時の山本省吾(現オリックス)、中村泰広(現阪神)の左腕2枚看板の再来かと期待せずにはいられない。



余談だが中林もなかなかのハニカミを持っている。ここは佑ちゃんを負かして、全国のファンをギャフンと言わせたいものである。デカは応援してるぞ。




ちなみに俺の親友になかなかの佑ちゃん似がいるが、彼は野球には全く興味が無いようだ。移り気な彼の最近の趣味はロッククライミングらしい。





とにかくこの2人のピッチャーが今後の六大学を盛り上げ、牽引してくれることを願ってやまない。


しかし明日は雨か・・・

2007年10月25日木曜日

今日は疲れた・・・

だから手抜きである。


おととい知ったこと。

パックンマックンのパックンは、コロラド出身→ハーバード卒のため、ワールドシリーズはどっちが勝っても嬉しいらしい。


うんちく検事、余裕で見つけたぜ


2007年10月23日火曜日

ロッキー山脈の雄

ということで早くも25日(日本時間)から始まるワールドシリーズ(以下WS)が楽しみなわけで、いやしかしレッドソックスについては馴染みのある皆さんでもロッキーズ?とお思いの人もいるだろう。


ロッキーズとカズオの快進撃については先日も少し触れたが、正直あまり話題の無いチームだ。そこでWSまでに最低限の情報をこの場でおさらいしよう。


ロッキーズについて日本で最も知られていることは恐らく、本拠地であるクアーズフィールドが世界一標高の高い場所(標高1マイル=1600m)に存在している球場だと言うこと。つまり気圧が低い故、打球が良く飛ぶと言うこと。


じゃあどれだけ飛ぶのかというと、暇な学者が昔調べたところによると約9%だそう。



意外と飛ぶ。





フェンス際をせめぎ合う打球が約8m~9m程度影響を受けていると思いながら中継を見るのもまたおもしろい。


またファールゾーンも狭く設計されている為、完全に打者有利の球場である。余談だが、ここで野茂が以前ノーヒットノーランを記録したことがアメリカでは非常に評価されている。



さてチーム力はどうかというと投手陣は非常に弱く、さして語るほどの話題は無い。


強いて言えば左のジェフ・フランシスくらいで、彼はメジャーで意外と珍しいカナダ出身である。希少な存在のカナダ出身者と言えばレッドソックスのエリック・ガニエ。ご存知ドジャースの元・最強守護神、現・使えないセットアッパー。




カナダでは彼らの「カナダ人対決」がクローズアップされているのだろうか?まあ、あいつらはホッケーでそれどころじゃ無いだろうな。


打撃陣では1番カズオの他は、マット・ホリデーとトッド・ヘルトンの3、4番コンビに注意だ。


ホリデーは日本では、TBS系Jスポのメジャー握力王選手権で、握力計を破壊(と言うかあまりに強すぎて測定不能)だったことで有名か。もちろん並みいる競合を抑え、同企画の1位に君臨してる。



どうでもいいカミングアウトだが、デカはシェイラが好きでもある。これはいつも賛否両論分かれるところである。


さて、ヘルトンも日本では全くと言っていいほど知名度が無いが、メジャー屈指の好打者だ。むしろ巧打者か。


メジャーキャリア11年の通算打率は.332で、イチローは7年で.333である。


そのすごさが分かるだろう。


この二人の今年の調子と成績は、間違いなくレッドソックスが誇る、オルティスとラミレスのコンビを凌駕している。 ベケット、シリング、松坂がどう立ち向かっていくか楽しみだ。



まあ、とりあえずこれくらい予習しておけば、最低限は楽しめるんじゃないか。

2007年10月22日月曜日

土・日・月

先週末は久々に土日連ちゃんゴルフを満喫した。

土曜は先輩デカと、日曜はウンチク検事とドラマ裁判官【仮称】と回った。

気の置けない仲間とのゴルフは何物にも代えがたい。 楽しかった。そして月曜からクタクタである。

禁断の果実、キャロウェイのアプローチパターは親父の猛反対にあい断念。当面はネバコンのミルド34インチにロックオンである。



昨日覚えた言葉は、「バルジ」と「ポスチャー」。

バルジはウッドのフェイス面を上から見た時の湾曲のことを指すらしい。

ポスチャーは姿勢、ゴルフの場合は特にアドレス時の姿勢を意味するらしい。

昨日知ったことは、梨田(新)監督はすごく良い人だということ。



お約束で今日の午前中はリーグチャンピョンシップに釘付けとなったが、松坂が苦しみながらも勝利投手に。岡島と共にレッドソックスをワールドシリーズに導いた。

松坂のポストシーズンを含めた今季の成績に関して、ガタガタぬかしてる奴もいるようだ。しかし少なくとも今季20勝で最多勝のベケットの昨年(つまりレッドソックス移籍1年目)の成績と同等、むしろそれ以上の仕事をしている。十分来季以降に期待の持てる内容だ。

マスコミの報道を鵜呑みにした批判は簡単だが、もう少し相対的なデータから見解を語る野球ファンが増えることを願っている。

そもそもデカとしてはメジャー1年目でワールドシリーズのマウンドに松坂が立つ姿を見れるだけで、一野球ファンとして感慨深いのである。

2007年10月20日土曜日

名選手、そして名監督

先日ジョーが12年にも及ぶ長期政権に自ら幕を下ろした。


デカが物心ついたころには既にヤンキースの監督だったので、ヤンキース=ジョー・トーリ→『当たり前』の図式が崩れることに正直戸惑いを禁じえない。




記者会見での「出来高契約が俺にとって屈辱的だった」というコメントには心を打たれた。




監督としての功績は今更説明の必要はないが、現役選手時代は名三塁手(その後一塁手)として活躍し、ゴールドグラブ・オールスターゲームの常連、打率・打点の二冠王にも輝いたことがあることを補足説明させて欲しい。ちなみに通算安打数2,000本以上と、監督としての勝利数2,000以上を同時に達成しているのは彼だけである。


ご承知の通り、メジャーの場合は監督になるために、長く厳しい下積みが必要である。当然エドガー・マルチネスや、カル・リプケンクラスの選手でも、日本のように引退と同時にハイどうぞという具合になれるわけではない。


しかしジョーは引退した翌年から今年まで、ほぼ30年間(数年間を除き)ずーっと監督という職につき続けた希少な存在なのである。ある意味では幸運だったのかもしれないが。


ちなみに”現時点”では、ヤンキースの監督を退いても他球団の監督のオファーには興味があるようだ。


監督退任劇のおかげで、既に空中分解を始めていると言われているヤンキースの主力選手の移籍先にも今後影響を与えることもある、という推測をすればジョーの動向にしばらく目が離せない。


去る者いれば、来る者もいるわけで、日ハムのヒルマン監督がロイヤルズの来期監督就任に内定したそうな。マイナーやプロ野球の監督で地道に経験を積みながら、また結果を残し、ついに長年の夢を叶えたそうで、是非応援したい♪

2007年10月18日木曜日

世紀の投げ合い

成瀬とダルビッシュに負けず劣らず、明日はメジャーでも素晴らしい顔合わせが実現する。



今季最多、20勝のベケットと、続いて19勝のサバシアである。周知の通りこの顔合わせは今プレーオフ2度目で、前回はベケットに軍配があがったが、こんなに早く再戦を見れるとは・・・それだけで俺は幸せなのである。




両投手に関してのエピソードは尽きないが、今日は日本でいまいち知名度に欠けるサバシアについて一言。残念ながらデカは生で見たことは無いのだが、今一番球場で見たい投手といっても過言ではない。





いつも中継に登場するたび、身長2m超、体重130kg超の巨漢っぷりしか話題にされないが、非常に四球が少なく、実に繊細なピッチングをする(というかできるようになった)投手なのである。



個人的に俺は繊細なコントロールの左腕が好きなので、シカゴのマーク・バーリーやサンフランシスコのバリー・ジトも贔屓にしているのだが、サバシアの場合はその上鉛のようなスピードボールも持ち合わせているのだ。



以前も触れたがこのご時勢に珍しく、2001年のデビュー以来インディアンス一筋にキャリアを積んできた姿にも好感が持てる。



ちなみにルーキーイヤーでいきなり17勝!をマークしたにも関わらず新人王獲得ならず。



なぜか。



勘の鋭いみなさんならお気づきだろうが、その年にイチローがメジャーデビュー、いきなりア・リーグ首位打者に輝き、話題をかっさらってしまったからだ。



さて、サバシアとベケットと俺の共通点を無理矢理探せば・・・




松坂世代ということくらいか。




実に締まりの無い結びになってしまった。

2007年10月17日水曜日

ウンチク検事

野球好きは概ねゴルフ好きでもある。 強引な理論なのは分かっている。

ということで最近スタートした、我が同輩のウンチク検事のブログは必見である。

相互に書き込みしている姿はキモいか。



ほっとけっ。



さて、明日はいよいよ成瀬とダルビッシュの投げ合い。

今年の成瀬の投球は圧巻の一言だが、防御率1点台と勝率9割以上を同時に達成した投手は実に48年ぶり、あの杉浦忠以来なんだって。

これだけ完璧な成績だったにも関わらず、勝利数が1つ足らずに投手三冠はならず。阻止したのは西武の涌井。

ご存知、横浜高校時代に成瀬の1つ後輩である。

諸事情により認めたくはないが、改めてすごい高校なのね・・・

2007年10月16日火曜日

中継味くらべ

いやー、日米ともに手に汗握る試合が連日行われている。当然、午前中はリーグチャンピョンシップ、夜はクライマックスシリーズ(長いから以下CS)観戦という生活がここ最近続いている。


今日の松坂は久々に球が走っていたように見えたが、ロフトンに被弾し、その後KO。



無念。



さて、日米のプレーオフのTV中継を見比べると面白い事実に気づく。


  




広告の数である。


上の写真は札幌ドームの映像だが、広告の多さに圧倒される。年間契約の常設看板が3つ、プレーオフ限定の回転看板がイニング毎にコロコロ入れ替わり、さらにその上にはパ・リーグCS冠スポンサーのヨドバシの看板が。


ただでさえ節操がないのに、ビックカメラの上にヨドバシカメラとは輪をかけて節操がない。




一方、下の写真はフェンウェイ・パークの映像だが、意外とスッキリしてる。しかし看板にはパワフルメジャーリーグの広告が。アメリカ人は日本語読めないじゃん、なんて心配をよそに、これはコンピューターグラフィックスで合成した日本限定配信の広告だ。


アメリカ向け中継にはアメリカの広告主に、南米向け中継には南米の広告主に、ヨーロッパ向け中継にはヨーロッパの広告主に、それぞれ販売し、画像を加工して映像配信している。


つまり一度の試合で4度オイシイと言うわけだ。意外と賢いアメリカ人。


でも手間とコストを考えれば、やっぱり日本流も悪くないか。


要は何が言いたいかというと、日本中、世界中が注目を集める重要な試合には、大きな露出効果を狙って日本人もアメリカ人もせっせと知恵を絞っているのである。


何てことを考えながら野球を見るのも、また面白いのである。

2007年10月14日日曜日

言い訳

しばらくぶりの更新となってしまった・・・


言い訳になってしまうが、ここ1、2週間は野球界にとって最も慌ただしい時期なのである。


プロ野球、メジャーリーグともにプレーオフが行われており、どこのチームが勝ち上がってくるか分からないので、捜査も膨大な量の準備が必要になる。


野球界やそれに関わるビジネスも同様で、クライマックスシリーズ開幕前のプロ野球を例に取ると、チケットはセ・パ合わせて6球団分用意しなければならず、結局勝敗によってそのほとんどが役に立たない(対戦が実現しない限り)。


イベント協賛や広告の営業も、どこの球場で試合が行われるかギリギリまで分からない為、準備は今までの3倍の手間がかかる。どこの球場で試合があっても良いように、全ての球場でそれぞれ準備を行うからだ。


それでもクライアント(協賛企業)は対戦カードがわからない試合にお金を出すことを渋るので、ギリギリまで結論を延ばされ、結果的に準備がどんどん遅れてしまう。


例えば日本シリーズへの協賛を考えた場合、候補である6チームのうち(巨人、中日、阪神、日ハム、ロッテ、ソフトバンク)、巨人vsソフトバンクなんてことになれば話題性があり、マスコミへの露出も大きく期待できるが、正直中日vsロッテなんてことになったら、マスコミの扱いもお寒い内容の日本シリーズとなるだろう。


TV中継のエリアや本数の厚みも対戦によって変わってくるので、そのイベント自体の価値(つまり金額)を事前に測定・設定しにくい。 以前ならシーズン終盤には大方ペナントレースの結果が読めてきて、準備は事前に進めることができたのだが。


ファンをシーズン最後まで飽きさせないように始まったプレーオフというシステムも、裏方には非常にキツイ仕事を課すわけだ。まあ、そもそも野球人気が上がることがみんなの共通の目的と考えるのであれば、よしとしなければならないのかも知れないが。


ただしクライマックスシリーズの位置づけや、トーナメントの内容には今だに疑問を感じている。巨人が久々にシーズン優勝したにも関わらず、巨人ファンが心から喜べなかったのはクライマックスシリーズの存在があったからだ。


そもそも一番疑問なのはクライマックスシリーズという訳のわからない名前だ。普通に「プレーオフ」で良いじゃないか。来年以降は勝ち上がるための必用勝利数や(第1ステージの2勝戦勝はあまりにも短すぎる)、またシーズンの順位をもう少し反映させる形をとるなど、改良を加えていってもらいたい。


グダグダと色々話したが、ちなみに俺の今年見たい日本シリーズは巨人vs日ハムだ。


なんとなくね。


みなさんはいかが?

2007年10月7日日曜日

迷名権?(その2)

新球場を建設する際にその予算は当然色々なところから引っ張ってくることになる。使用するであろうチームや、またそのオーナーのポケットマネーなんてこのもあるのだが、基本的には市や、州が特別予算を組むことになる。


つまり市民に対する増税である。


もちろん彼らは地元に新球場が出来れば経済効果が期待されるわけで、全く反対というわけではないようだが。やはり増税となると市民の反応も微妙である。


そこで考えられたシステムが先のネーミングライツであり、開場年から向こう20~30年の命名権を建設前にスポンサー企業が購入してしまうのである。


地域や、物件によって一概には言えないが、MLBの球場のネーミングライツとなると年間約5億円かそれ以上が妥当なラインかと思われる。つまりそれだけで100~150億円の莫大な予算が球場建設費として見込めるということなのだ。


市民にとっては増税の軽減となるし、企業にとっては広告効果はもとより、市民からは税金を肩代わりしてくれたと感謝してもらえ、企業イメージの向上にもつながるというわけだ。 ファンも、企業も、チームも得をして一石三鳥である。


もちろんアメリカでもエンロン社の破綻による契約解除や、企業買収などによって社名変更→球場名変更を余儀なくされるケースはあるが、一般的には契約の期間が長いのでファンや市民には定着しているように見受けられる。


既に建設予定のNYメッツ新球場にはシティバンクが、アスレチックス新球場にはシスコ・システムがすでにネーミングライツの取得契約を済ませており、それらの資金が建設費に当てられていることは周知の事実である。


日本では広島カープが新球場の建設を開始しており、某自動車メーカーが命名権に名乗り。見たいな情報があったり、一方では市民が命名権の販売には抵抗、のような記事も見る。上記のようなシステムを浸透させていけばそんなことは無いのにと思うのだが。


一方でヤンキー・スタジアム、フェンウェイ・パーク、リグレー・フィールドのような由緒ある(伝統ある?)球場にはネーミングライツは付けない!というこだわりもあるようだが。。。日本でいうなればやはり甲子園、神宮球場、(東京ドーム)あたりだろう。


神宮に関しては数年前から命名権が売りに出るなんて情報もちらほら聞くので、ある日「○○○社球場」なんてこともあるかもしれないが・・・そうなっても六大学野球開催時には神宮の名前を残す、見たいな極めて中途半端な議論が繰り返されているようだ。


もしろんアメリカでも、シカゴのコミスキー・パーク(現USセルラー・フィールド)のように愛着のある名称変更がファンの猛反対にあったケースもあるので、アメリカが良くて日本が悪いのような単純な話ではないのだが、要は自治体とファンとチームが三位一体となって、長く、親しまれる球場名を選定してもらいたいのである。


ということで来年のフルキャスト・スタジアムはなんて名前なんだろう??某ナショナルクライアントが食指を伸ばしてるなんて話も聞くが。

2007年10月5日金曜日

迷名権?(その1)

最近は野球とともに生活しているデカでさえ、話題について行けそうに無いくらい多くの出来事が起きている。MLBのプレーオフもスタートし、プロ野球では巨人の優勝、セ・パともに順位が決まり、注目の高校生ドラフトを経て、来週から意味不明なプレーオフもスタートする。


これだけネタが転がっている中、落合監督の坊主について言及したいところだったが、今日のお題はめいめいけん、命名権、そうネーミングライツのことだ。


人知れず今日のパ・リーグ公式戦を最後に仙台の『フルキャスト・スタジアム』という名称が消滅する。


これはフルキャスト社の先の業務停止が契約延長撤回の主な要因となったことだが、ファンの間ではせっかく慣れ親しんだ呼び名に別れを惜しむ声が多かったようだ。


どうも日米ではネーミングライツに対する考え方は違うようで、日本の場合はどうしても付け焼刃的な感が否めない。


そもそも日本では契約のスパンが短いため(一般的には3~5年)、愛称が定着したころに名前が変わってしまうなんてことがよくある。最近のインボイス・ドームがいい例だが、グッドウィル・ドームになったと思ったらコムスンが不祥事を起こすし、まだ名前は変わってないが、あれも近い将来変わるかもな。


それに対し、アメリカの事例を見ると20年~30年契約というのがザラなのである。(もちろんアメリカでも企業の不祥事や、買収・合併などの営業で名前が変わってしまうこともある・・・エンロン・フィールドや、アメリクエスト・フィールドなど良い例だが。)


ご存知、このネーミングライツというビジネスは90年代初めからアメリカを中心に活発化してきたが、原因の一つはMLBの新球場建設ラッシュに起因している。。。

続く。

2007年10月2日火曜日

リトル

清原ではない。


松井だ。


まさか俺の捜査線にカズオが浮上するとは・・・


しかし今日の戦いを無視することは出来ない。


パドレスとのワンゲーム・プレーオフは文字通り死闘であった。


カズオが放った2本のツーベースが、勝敗の決め手となった。またそれぞれメジャーリーグを代表する2人のピッチャーから放ったものであり(今季ナ・リーグ投手三冠王のジェイク・ピービと、通算セーブ記録保持者トレバー・ホフマン)、まさにその価値はプライスレス。95年以来、12年ぶりPO進出のロッキーズにとっても、渡米以来苦汁をなめ続けたカズオにとってもお金で買えない価値があったのだ。


ちなみにカズオはメジャー移籍時にマスターカードのCMにも出演しており、まさにそれを地でいったわけだ。なんて話はおいといて。


シーズン序盤からPO進出が確実視されていたカズオの古巣、NYメッツが9月に怒涛の急ブレーキで最終戦でPO出場権を逃し、一方トレードされた先のロッキーズが最終戦で出場権を得るなんて、なんという皮肉。一足先に優勝を決めたフィリーズの井口にも同じことが言えるか。 


さてそのロッキーズが前回PO進出した時は、日本でも有名だったアンドレス・ガララーガが中心選手として活躍していた。あの独特のオープンスタンスを一茂がマネして失笑を買っていたな。95年とはそんな時代だったのである。


なにはともあれ頑張れカズオ♪そして井口♪

2007年10月1日月曜日

秀喜の館

そう松井秀喜ベースボールミュージアムである。別にこれがメインイベントだった訳ではないが、とりあえず石川まで行ってきた。


小松空港から車でおよそ10分、ラブホテル風の建物の中に入ると、さっそく松井の等身大ロウ人形がお出迎え。若干怖い。

   


場内には所狭しと、ありとあらゆる松井にまつわるモノが陳列されている。トロフィー、バット、ユニフォームはもちろんのこと、中には骨折した時に使用していたグラブも。また落書きされたギブスなんかもあり、意外と笑える。


10分程度のショートムービーが連続して上映されており、甲子園での5打席敬遠の場面では思わずホロっと・・・いくわけは無いが、あらためて型破りの選手だったんだな~と想いを巡らす。


巨人時代も含め、あーあれはあの時の!みたいな一品に出会えることは間違い無しで、結論から言うと予想以上に楽しかった。入場料金も大人300円と良心的なのが嬉しい。


(センスはともかく)オリジナルグッズも充実しており、お土産コーナーはチェックして欲しい。さすがにゴジパパの演歌CDまで便乗商売されているのにはナエたが。



尚、ミュージアムからほど近い北陸自動車道、徳光パーキングエリアは駐車場から海岸に直接アクセス出来ることから人気のエリアとなっているようだ(日本でここだけらしい)。あいにく当日は雨のため閑散としてた。個人的なイメージだが、太平洋と違って、日本海には独特の哀愁が漂っているのは何故だろう。




松井のプレーオフは(日本時間)5日から。今から待ち遠しい。