時をほぼ同じくして、福留の入団が有力視されていたパドレスは、井口の獲得を正式表明した。
そっちかよ!と思わず突っ込みたくなる結果だった。
黒田もマリナーズかと思いきや、ここに来てドジャースなんて話も…松井秀もSFジャイアンツなんてことになれば一気にナ・リーグ西地区に選手が固まることになる。
ということで今日は日本ではいまいち認知度の高くないカブスについて少しだけ話しを。カブスのロゴがUBSと読めなくも無いというわけの分からない争いをしていたことが記憶に新しいが、全米では屈指の人気を誇る古豪である。
しかし言われてみるとUBSと読めちゃって気になる。
近年ではマダックス、ソーサ、ガルシアパーラなどのスター選手を擁しているにもかかわらず、中々勝てない。リーグチャンピョンから60年以上、ワールドチャンピョンに至っては100年!遠ざかっている。
来年はソリアーノ、デレク・リー、福留を中心に是非頂点を狙って欲しい。
さてそのカブスの本拠地、リグレー・フィールドは以前も話したとおり、メジャーで現役の中で2番目に古い球場であり、個人的にはフェンウェイ・パークよりも憧れは強い。今一番行きたい球場である。
ツタの茂った外野フェンスはあまりにも有名で、ボールがツタに絡まってしまうとエンタイトルツーベースなんて、脱力系のローカルルールもここならでは。
隣接するマンションの屋上には勝手に観客席を作り、そこから観戦している様はさすがアメリカと唸らせられる。
特筆すべきはデーゲームの多さで、もともと「野球は青空の下でやるもの」という先代オーナー・リグレーさんの意向により何と1988年までナイター設備が無い球場であった。ポストシーズンのTV中継の影響=CMスポンサーの意向でやむなくナイター設備を作ったと確か聞いたことがあったが、現在でもレギュラーシーズンはほとんどがデーゲームで行われている。今でもナイトゲームは週に1度あるかないか。
それでも連日満員に膨れ上がる人気には恐れ入る。シカゴ市民は仕事してるのか?
デカの悩みとしては、デーゲーム=日本時間深夜なので中々生中継で試合が見れないということだ。朝起きたら既に試合結果が出ているというのは正直萎える。致し方ないか。
シカゴは北のリグレー、南のコミスキー(現USセルラー・フィールド)と古くから言われていたが、ホワイトソックスを贔屓にしているデカがシカゴにいる時は、常にカブスがアウト・オブ・タウンである。だから試合を見たことが無いというのは言い訳のように聞こえるが、当然なのだ。
唯一の例外は毎年6月頃のインターリーグ(交流戦)で実現する、カブスvsソックスのシカゴダービー。この時ばかりはシカゴ市民が2つに別れてホーム&アウェイで対戦する(といっても圧倒的にカブス人気だが)。これはNYのサブウェイシリーズにもひけをとらない盛況ぶりだ。
来年はちょこっと浮気してリグレー・フィールド訪問を一つの目標としたい。
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