出発直前、携帯で通話中ながら、思わず”ジャケ買い”してしまった。
内容は平成に入ってからの20年分の、選手権大会のレビューと各大会の寸評、主力選手、エピソードがぎっしり詰まった、まさに永久保存版。各大会の想い出が走馬灯のように甦る・・・といったら大げさだろうか。
いずれにしろ、一家に一冊、見つけたら即購入していただきたい。
さらに『Number』ならではの視点で、現在高校野球が抱える問題点を、鋭くあぶり出している点もオモロイ。
やまびこ打線で一世を風靡した池田高校の繁栄と衰退に見る、公立校と私立校の勢力図の変化。
近年注目を集める、沖縄の高校への期待と課題。
松坂がリラックスして語っている”あの夏”の裏舞台。
高校野球史上最大の事件、松井5打席連続敬遠に隠された、関係者それぞれの苦悩。。。
どれも視点が多角的で、読みごたえあり、唸らされた。
開幕まで一週間を切った今年の夏は、どんなモノガタリが生まれるのか、長島三奈の言葉を借りれば、「思いっきり笑い、思いっきり泣く」球児たちから目が離せない。
必読。
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