2008年6月10日火曜日

☆祝☆

狭いスタンスに、背筋をピンと伸ばして、お尻をプリッと突き出す構え。




左脇を開けて、ヒジを上げてバットをカクカク動かしてタイミングを測る。




極端なアッパースイングから、非常に大きく、そして優雅なスイングワーク。




野球史において最も美しいとさえ言われている、唯一無二、ケン・グリフィー・ジュニア(以下ジュニア)のスイングである。




















若かりし頃は「ハンク・アーロンのホームラン記録を抜くだろう」なんて言われていたが、マリナーズ→レッズ移籍以降、幾多のケガや、スランプを乗り越え、ようやくメジャー史上6人目となる600号ホームランを記録した。




思ったより時間が掛かったかもしれないが、星の数程いるメジャーリーガーの中でも、”たった6人”しか成し得ていない大記録である。(ボンズとソーサの疑惑を除けば正味4人目ということになる。)

  • 762本  - バリー・ボンズ  
  • 755本 - ハンク・アーロン 
  • 714本 - ベーブ・ルース  
  • 660本 - ウィリー・メイズ  
  • 609本  - サミー・ソーサ  


いくつかのメディアでも既に報じられているが、ジュニアの特筆すべき点は”クスリのスキャンダル”とは無縁だということ。特に米国内では改めて、ジュニアの功績に目を向けようという動きがある。(アトランタ・ブレーブスのチッパー・ジョーンズもしかり。)
























1998年、全米中がホームラン狂想曲に沸き、ナショナル・リーグではマグワイア(70本)とソーサ(66本)の一騎打ちに注目が集まったが、同年アメリカン・リーグの本塁打王にひっそり輝いたのはジュニア(56本)であった。当時は「2人のHR競いから脱落」したなんて報じられたものだが、ジュニアこそクリーンな”真のキング”だった。




今となっては、当時の主役であったボンズ、マグワイア、ソーサ等が相次いでスキャンダルにさらされていく中、ジュニアは真のスーパースターとして今後も永久に語り継がれていくハズ。




















また弊ブログでも取り上げているように、近年は黒人への野球の普及活動や、がんチャリティ等でも先頭となってリーダーシップを発揮している。




明るくて人懐っこい性格と、世界一美しいスイングで、もう少しの間ファンを魅了し続けて欲しい。
























ジーター、Aロッド、プホールズなど、スタープレーヤーは数多くいれど、デカの中で永遠のスーパースターといったら今も昔もジュニアだけである。

2 件のコメント:

  1. Baw, kasagad-sagad sa iya ubra blog!

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  2. 自分、ドン。からナイキのエア・グリフィーをもらったことがあるヅラ。

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