それもそのはずで、2002年以降毎年日本人選手がワールドシリーズに出場していたのが、今年はプレーオフにすら出場する選手もおらず、日本のマスコミにとっては特に話題性無しと言ったところだろう。
(日本人選手のWS出場の歴史、チーム名は当時)
2002年 新庄 @ジャイアンツ
2003年 松井 @ヤンキース
2004年 田口 @カージナルス
2005年 井口 @ホワイトソックス
2006年 田口 @カージナルス
2007年 松坂、岡島@レッドソックス & カズオ@ロッキーズ
2008年 岩村 @レイズ
2009年 松井 @ヤンキース
とはいっても、今年のプレーオフは球界を代表する好投手が目白押しなため、同時期に彼らのピッチングがまとめて見れると言う贅沢なチャンスでもあるのである。
ハラデ―、ハメルズ、オズワルト、リンスカム、プライス、ガーザ、サバシア、リーなど、そうそうたるメンツである。
特に先日プレーオフでノーヒッターを演じたばかりのハラデ―@フィリーズは、かつてサイ・ヤング賞を獲得し、長年「球界最高の投手」と呼ばれてきながら、イマイチ地味な存在であったが、今年は弱小ブルージェイズから、強豪に生まれ変わったフィリーズに移籍し、シーズン中には完全試合を達成、21勝を挙げ、堂々の自身二度目のサイ・ヤング候補でもある。
オズワルト、ハメルズとの三本柱はメジャー最高のタレント集団と言っても過言ではない。
同じくア・リーグで21勝を挙げたサバシア、マリナーズを早々に見切ってレンジャースに移籍したリーは、昨年同様、”優勝請負人”としてフル回転が期待される。
あと、広島からレンジャースに移籍し、活躍しているコルビー・ルイスも応援したい。
今年ブレイクし、オールスターでも先発を務めたプライス、ノーヒッターを演じたガーザらが揃うレイズの若い投手陣にも期待したい。
ノーヒッターや完全試合が立て続けに達成された今年に代表される通り、近年は『投高打低』の傾向が目立ち、これは「みんながステロイドを止めたから」という見方が強いが、これだけのパワーピッチャーを立て続けに目にすると、(仮にステロイドを打ってたとしても)こりゃなかなか打てないだろうと心底思わされるのである。
(続く)
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