2010年10月25日月曜日

速球王 (その2)

昨シーズン、リーグNo.1の平均球速95.6マイルをたたき出したのが、タイガースのジャスティン・バーランダー。そういう意味では今、最も速球の速いピッチャーの一人と言えるだろう。












                               

                               

                              

                               

                               

                               

                               

                               

                                                 

先発投手ながら、試合終盤でも100マイル超えの速球をポンポン投げ込む姿は圧巻だ。投球間隔が狭く、非常にテンポの良い投手である。2006年のメジャー定着以降、83勝(年平均16.6勝)と、リーグを代表する投手に育った。明らかに老けているが、まだ若干27歳である。































同じくタイガースのセットアッパー、ジョエル・ズマイヤも速い。速球は常時100マイル~102マイル(160163キロ)を計測し、非公式ながら104マイル(166キロ)を記録している。












                             

                           

                             

                           

                            

                               

                            

                              

                              

                                                   

ただ、プレステのやり過ぎで手首を痛め、プレーオフに出場できなかったというアホな逸話の持ち主だけに、イマイチ成績が伴っていない。。。




















ちょっと前なら皆さんも記憶に新しい、ランディ・ジョンソンだろう。球速が100マイルを超えるも珍しくなかったが、サウスポー且つ、あの腕の長さでサイド気味の投げ出し確度と、適度に荒れるコントロールにより、バッターに与える「恐怖心」という意味では最もインパクトがあったのではないだろうか。



























個人的には球界の『ビリー・ザ・キッド』こと、ビリー・ワグナーが好きだった。ブレーブスで今季終了後での引退を早々に表明していたが、彼もまた速球で一時代を築いた名投手だった。ジョンソンとは同じサウスポーながら、体格的にはあまり恵まれていなかったものの、持ち前の闘争心とファストボールで強打者に挑んだ。晩年こそスライダーの割合が増えてきたが、全盛期はほとんど変化球を投げることなく、100マイル超えの速球のみで勝負していた。































確か2003年のオールスターゲームをボーっとテレビ観戦していた時、マウンド上のワグナーの102マイルの速球を、当時ヤンキースにいたジェイソン・ジアンビが右中間スタンドに放り込んだシーンがいまだに忘れられない。まあ、今となってはあれも薬物の恩恵を受けていたのかと思うと少々寂しい気もするが。



















ロブ・ネンも速かった。100マイルを超える速球はもちろん、ホームベース上で真横にブーメランのように曲がるスライダーは「ターミネーター」と呼ばれ、恐れられた。1997年のワールドシリーズで記録された102マイルは、現在もシリーズ最速記録として認められている。





































しかしそんなネンの102マイルの速球を見て、「あれは俺のチェンジアップだ」と豪語したのは、ボブ・フェラー。伝説の”火の玉投手”である。





















続く。。。

2010年10月21日木曜日

速球王 (はじめに)

「歴史上最も球速の早いピッチャーは誰か」



いつの時代も議論される話題だが、アロルディス・チャップマンの登場で久々にこの話題が盛り上がってきそうだ。



昨年のWBCでキューバ代表として戦った相手だから、日本での知名度も高い。メジャー昇格前に105マイル(169キロ)を叩き出し、昇格後も102マイル(164キロ)~104マイル(167キロ)を計測している。




























最近の投球を見ると、WBCの時より、投球フォームに力感があり、変化球のキレもかなり進化している印象を受ける。



いよいよ170キロも夢ではないと言ったところだろう。



所が、はるか大昔に既に170キロを投げていたピッチャーがいるという証言もあり、その疑問は永遠に尽きないところだろう。



もちろんピッチャーのスペックは、球速だけで評価されるモノではなく、コントロール、スタミナ、変化球、フィールディング等、様々な能力が必要とされる。



しかしながら人の興味を惹き付けてやまないこの議論について、個人的な思い出も交えながら今後数回にわたり、ツラツラ書いていきたいと思う。

2010年10月14日木曜日

イキな演出

思い返せば今年のレンジャースは波乱万丈だった。




春先にはロン・ワシントン監督のコカインスキャンダル、シーズン中も球団のチャプターイレブン申請から、ノーランライアンを筆頭とする新オーナーグループへの身売りと、何かと球場外で話題の尽きないチームだった。











                       
                     
                    
                       
                         
しかしそんな環境だったっからこそ?か一致団結した選手たちが地区優勝を果たし、一時はまた今年もダメか、、とファンを落胆させながらも、レイズを破り、球団史上初めて、リーグチャンピオンシップまで駒を進めた。
































尚、これまでリーグチャンピオンシップにすら出場したことが無いチームは、ア・リーグではレンジャース、ナ・リーグでは新興のナショナルズのみだった。。。





さて、先日リーグチャンピオンシップを決めた夜、こんな一幕があった。





















かつて超高校級スーパールーキーともてはやされながら、長らく薬物・アルコール中毒に溺れ、一度は廃人の淵まで転落したものの、レンジャースに拾われ、08年に見事復活を果たした、ジョシュ・ハミルトン(今年も見事.359の高打率で首位打者のタイトルを獲得)。



























9月に地区優勝を決めた夜、クラブハウスでは恒例のシャンパンファイトが行われていたが、ハミルトンはアルコール依存症の過去と決別するため、シャンパンファイトに参加せず、一人教会で祈りをささげていたと言う。。。






それを知ったチームメイトは、今回は彼もシャンパンファイトに参加できるようにと、サプライズでシャンパンの代わりに、ジンジャーエールを用意し、輪の中に参加させたのだ。


























こうしてメジャー史上初?となる世にも珍しい『ジンジャーエール・ファイト』が始まった。関連の記事は米国でも大きく取り上げられていた。





日本でも未成年の選手がビールかけに参加出来ない。と言ったケースが過去にもあったかと思うが、こういった形での演出はなかなか粋だなと思った。





ワシントン監督も輪の中に囲まれ、腰を振ってダンス。大いに喜びを表現していたな。こんなところに、今年のレンジャースのチームワークの良さを垣間見てしまった。




























ドラッグと酒で廃人寸前だった男に手を差し伸べ、プレッシャーに耐えきれずコカインに手を出した監督に、”立ち直るチャンス”を与えた球団首脳の英断と、それに見事勝利で応えたチームワーク。





彼らがリーグチャンピオンシップで、いかにもエリート集団然としたヤンキース相手に暴れまわる姿は、かなり爽快なハズだ。明日からの戦いに、大いに期待したい。

2010年10月8日金曜日

豪華共演 (その2)

それだけの好投手が揃う中でも、何と言っても個人的に一番の注目は2年連続サイ・ヤングを獲得しながら、オフにスピード違反&マリファナ所持で捕まったリンスカムだろう。




キャシャな身体と、無理のあるトルネード投法がたたって、最近急速が落ちてきたとスカウトから陰口を叩かれているが、先日はブレーブスとのディビジョンシリーズ初戦に先発し、14奪三振・2安打完封と見事な独り舞台を演じて見せた。





非常にテンポのいい投球間隔、浮き上がるようなファストボール、縦に落ちるカーブ、チェンジアップで強打者からバタバタ三振を奪っていく姿は、何度見ても飽きない。




































































                                                 
ただ、敢えて苦言を呈すならあのロンゲである。サラサラの髪に、あどけない笑顔が女性に人気らしいが、僕には増谷キートンにしか見えない。







                                                  
                                                    
                                                    


                                                     
   

                                                
                                                  
尚、増谷キートンは一流モノマネ番組『細かすぎて伝わらない選手権』で、RIKACOのモノマネで一世を風靡したが、その後RIKACOイップスとなり、暫く不調が続いていたが、先日浅田真央のモノマネで見事復活を果たした。







 
      

                                                   

                                           

またちょっと話しが逸れるが、球史に残るバカGMことビル・バペシ(前シアトルマリナーズGM)は、数々の失政を繰り返し、就任当時メジャー最強だったマリナーズを奈落の底に突き落とした張本人である。

















中でも最大の失敗は、2006年のドラフトで地元出身で、自らもマリナーズ入りを熱望していた、リンスカムの指名を見送ったことだと言われている。







あの時、代わりに指名したブランドン・モローは泣かず飛ばずのままトロントに放出され、くすぶったままだが、その後のリンスカムは2年連続サイ・ヤング賞獲得、3年連続ナ・リーグ奪三振王とその活躍は周知の通り。







今更ながら、あの時バカバペシがリンスカムを指名していたら、イチローやフェリックス・ヘルナンデス(今年のサイ・ヤング最有力)と共にマリナーズが黄金時代を迎えてたかも、、、






と妄想しただけで、何とも歯がゆいのである。。。

豪華共演 (その1)

近年稀に見る大混戦のプロ野球で盛り上がっているのとは対照的に、今年のMLBのプレーオフに関する話題は少ない。






それもそのはずで、2002年以降毎年日本人選手がワールドシリーズに出場していたのが、今年はプレーオフにすら出場する選手もおらず、日本のマスコミにとっては特に話題性無しと言ったところだろう。








(日本人選手のWS出場の歴史、チーム名は当時)

2002年 新庄 @ジャイアンツ


2003年 松井 @ヤンキース


2004年 田口 @カージナルス


2005年 井口 @ホワイトソックス


2006年 田口 @カージナルス


2007年 松坂、岡島@レッドソックス & カズオ@ロッキーズ


2008年 岩村 @レイズ


2009年 松井 @ヤンキース




                                                    
                                                     
                                                               
                                                      
                                                    
                                                       
                                                           
                                                
                                                                                                                  
                              

とはいっても、今年のプレーオフは球界を代表する好投手が目白押しなため、同時期に彼らのピッチングがまとめて見れると言う贅沢なチャンスでもあるのである。






ハラデ―、ハメルズ、オズワルト、リンスカム、プライス、ガーザ、サバシア、リーなど、そうそうたるメンツである。







特に先日プレーオフでノーヒッターを演じたばかりのハラデ―@フィリーズは、かつてサイ・ヤング賞を獲得し、長年「球界最高の投手」と呼ばれてきながら、イマイチ地味な存在であったが、今年は弱小ブルージェイズから、強豪に生まれ変わったフィリーズに移籍し、シーズン中には完全試合を達成、21勝を挙げ、堂々の自身二度目のサイ・ヤング候補でもある。












                                                 
                                           
                                                     
                                            
                                             
                                     
                                      
                                     
                                                                                                    

オズワルト、ハメルズとの三本柱はメジャー最高のタレント集団と言っても過言ではない。




同じくア・リーグで21勝を挙げたサバシア、マリナーズを早々に見切ってレンジャースに移籍したリーは、昨年同様、”優勝請負人”としてフル回転が期待される。






















                                     
                               
                              
                              
                           
                                                                           
                                         
                                               
                                  
                                  
                                  
                                 
                                   
                                    
                                                                            
                                                                             
                         

あと、広島からレンジャースに移籍し、活躍しているコルビー・ルイスも応援したい。






今年ブレイクし、オールスターでも先発を務めたプライス、ノーヒッターを演じたガーザらが揃うレイズの若い投手陣にも期待したい。






























                                                        
                                                        
                                                       


ノーヒッターや完全試合が立て続けに達成された今年に代表される通り、近年は『投高打低』の傾向が目立ち、これは「みんながステロイドを止めたから」という見方が強いが、これだけのパワーピッチャーを立て続けに目にすると、(仮にステロイドを打ってたとしても)こりゃなかなか打てないだろうと心底思わされるのである。                               

                                                   

                                                    

                                                    

                                                 

(※尚、ステロイドに関しては、バッターだけでなく、ピッチャーも打ってたんだから、その効果は相殺されていただろうという意見も多い。。。)

                                                                              
                                                                                  

(続く)

2010年10月5日火曜日

再開

ブログって続けてる時は何とか続けられるんだけど、
サボるとなかなか再開できないもんである。



結果ほぼ半年間手つかずの状態が続いていた。
何度も再開しようと思ったり、やっぱやめようと思ったりしたけど、



色々ネタも溜まってきたと言えば溜まってきたし、
ここらでもう一度始めてみようかと思う。



あまりハードルを上げず、あくまでもマイペースで。。。