2007年12月29日土曜日

映画飯店

この度わが相棒のにっこりテリーが『映画飯店』なる店を開店した。



彼は相当の映画狂いということで、濃い内容の記事を期待をしていたのだが、いかんせん更新が遅い遅い。更新は半月に一回程度。しかし気の長い皆様は是非こちらもご贔屓に!



デカも人並みに映画は好きだが、到底うんちくを語れるレベルには無いし、作品を批評するようなこともしない。といいながらも、今日はデカの好きな映画ベスト3というベタな企画でいってみたいと思う。



① Kiss Of The Dragon


ストーリーは三流かも知れないが、ジェット・リーのアクションがとにかく圧巻の一言。強すぎ。自分がもしこんなに強かったらなーなんて思う男はきっと多いはず。寡黙で強く女性に優しい男。そうありたいと思いながら、どれにも当てはまらない自分を嘆く。

















とにかくこれ以降デカはジェット・リーの大ファンになり、出演作はほぼ全て見尽くし、部屋には巨大なポスターを購入。他にもマニアックな佳作は多いが、個人的には一番KODがバランスが良い作品かと思う。多分テリーは別の意見だと思うが。




② Rudy


並み居るスポ根映画のライバル達を抑え、その分野で頂点に立つのがこれ。こちらもストーリーはコテコテなので決して奇をてらったものは無いが、実在の人物のハナシということで感情移入しやすいかも。某大学アメフト部は入部した時に全員でこれを見させられるらしく、意外なところでBOBと意気投合してしまった。
















どっからどう考えてもスポーツ好きにはど真ん中の一品。




③ Dreamgirls


これは見てる人が多いと思うので、あえて詳細は割愛だが、ほんとに素晴らしいエンターテインメント。これも良くあるサクセスストーリーという感じでハナシは進んで行き、大笑いもせず、エンディングでは特に泣きもせず。



それでも見終わった時には何とも言えない良い気分に。















実話のSupremesにはもう少し辛い結末が待っていたのだが、あえてそこまで描かずにスッキリ映画をまとめたことが個人的には良かったと思う。




【番外】 Honey


本作のジェシカ・アルバは常軌を逸した可愛さである。半端ではない。それだけかと思いきや、エンディングでは意外と感動するので元気を出したいときには是非必見。尚、邦題はダンス・レボリューション。


















先日のジェシカ未婚にて妊娠のニュースを聞いて、落ち込んだ男が世界中に1億人はいただろう。




以上完全に個人的な趣味の世界の話をしてしまったが、どうかご容赦を!

2007年12月23日日曜日

ドジャース永遠のHOME

日本人が一番最初に現地でメジャーリーグを見るとしたら、恐らくほとんどの人が、ここかシアトルのセーフコ・フィールドであろう。



例年多くの日本人観光客がドジャースタジアムを訪れていることと想像するが、紛れもなくドジャースタジアムはメジャー屈指の素晴らしい球場であり、デカとしては是非観戦をお勧めしたい。



理由は大きく3つ。1つ目は選手の魅力。2つ目はドジャーススタジアム自体の魅力。3つ目は天気。




① 選手の魅力


ドジャースの今オフの積極補強は前述の通りだが、SFジャイアンツ、ダイアモンドバックス、カブス、ブレーブス、メッツなど、ナ・リーグにはスター選手がゴロゴロいるので、豪華なラインナップが楽しめるはず。


また、日本人選手を応援するという視点からも、今年までは投げるかどうかわからない斎藤隆だけを見に行くのはリスクがあったが、来シーズンからは新たに黒田が加わり、井口、福留、カズオも同じナ・リーグに所属することから、直接対決を狙っていけば見所も増える。















② 球場の魅力


ドジャースタジアムはかつて全米一美しい球状と称えられたこともあったそうだが、むしろ今となっては現役で3番目に古いオールドスタジアムとしての評価が高いか。(意外にも、フェンエイ・パーク、リグレー・フィールドの次に古いのはココ。)

(写真右下のレフト後方の山には、チームスローガンの「Think Blue」の文字が。かの「Hollywood」サインを模したとおぼしきもの。 こんなところについセンスを感じてしまう。)













近年ではLEDの映像システムや、座席部分なども大幅な改装を施し、若返りを図っているが、実際行ってみると古さが実感できるだろう。



大規模な改装を施しているということは、しばらく新球場の建設は予定していないことを暗にアピールしているかのよう。



ほぼ同級生のシェイ・スタジアムやヤンキー・スタジアムの引退が既に決まっているのを尻目に、古き良き球場の存在価値を高めるべく、これからも現役で頑張ってもらいたい!













LA特有のウエッサ~イな雰囲気がユル~く球場中を包み込み、硬いイスや暗いコンコースからは新球場には無い歴史と伝統を感じることが出来る。


名物は何と言っても『ドジャードッグ』。デカいだけで味はいまいちとの評判だったが、意外とうまい。また、サルサソースとチーズで楽しめるナチョスは、ビール片手に間違いない一品である。















元々ナチョスはヒスパニック系の客向けのアイテムと思われるが、是非とも日本の球場でもメニューに取り入れてもらいたい。既に採用しているところがあったら教えてくれっ。



それ以前に、屋内と屋外ではビールの味は確実に違うだろうと思うが。




③ 天気


野球観戦において意外と落とし穴なのが天気。はるばる日本から飛行機でやってきて、お目当ての試合を見ようとしても雨天中止なんてことになれば悲惨。かといって天気にはかなう訳もなく…


一方屋根付球場を訪問したところで、なんか味気無い。


しかしドジャースタジアムは過去約20年!雨天中止が無いそうで、開場以来40年強の間で数えるほどしか雨天中止は無いそう。















最悪行った試合が雨天中止になったとしても、むしろ自慢話しとして語れるかも。そうとうレアな経験をしたと!





最後に付け加えるなら、ドジャースは人気チームでありながらチケット価格も安い。レンタカーを巨大な駐車場に止めてウロウロしてると、きっとダフ屋の兄ちゃんが寄ってきて、年間シートをばら売りしてくれる。交渉次第では良い席が定価より安く手に入るはずなので、あまりケムたがらず話してみては♪(尚、だまされた場合の責任は負いかねるぞ。。。)

2007年12月22日土曜日

独断と偏見による注目選手 ~ドジャース編~

さてその黒田が来年プレーするドジャース。移転時の話や、旧本拠地球場の話など、本ブログでも何度か取り上げてきたチームである。



初めて黒人選手であるジャッキー・ロビンソンをメジャー登録したことや、野茂やパク・チャンホ(いわずもがな韓国人初のメジャーリーガー)を獲得したことからも常に前衛的なイメージがあり、デカも個人的に好きなチームの一つである。



野茂、ピアザ、モンデシー、ハーシュハイザーなどが活躍した90年代初めが今となってはすっかり懐かしく、当時初めてメジャーリーグに触れた日本人は多かったはずだ。デカも例外ではない。



といった訳で、もともと日本人にも知名度があるし、球団の歴史や概要は新聞やインターネットでも良く見かけるのでここでは詳細説明は割愛。以下独断と偏見による戦力分析。



攻撃陣は今オフ超大物アンドリュー・ジョーンズを獲得し、ジェフ・ケント、ルイス・ゴンザレスと言った実績のあるスター選手に若手がかみ合えば面白いか。



しかし注目選手はなんと言ってもノマー・ガルシアパーラ。元々はデカの兄貴分が大好きで、彼の部屋にポスター(もちろんレッドソックス時代)が貼ってあったのが最初の出会い。



個人的に90年代を代表する3大ショートストップと言えば、間違いなくA-ロッド、ジーター、ガルシアパーラである。長年レッドソックスを引っ張ってきた功労者にも関らず、2004年のシーズン途中にカブスに出され、その年にレッドソックスがワールドチャンピョンになったのはなんとも気の毒。



以来パッとせず、ドジャースに移籍後しばらくしてファーストに転向。ますます哀愁が漂ってきた。徐々に成績は取り戻しているものの、以前のようなスーパースターのオーラは無い。



それでもデカは応援してるぞ。カッコいいから好きなのだ。

















また、ドジャースタジアムでの地元ファンの声援は大きく、応援しているのはデカだけでは無いと確信した瞬間は嬉しかった。もともと両親もメキシコの人らしいので、LAという地が馴染んでいるのだろうか。



さて投手陣はというと、黒田、斉藤の日本人コンビもさることながら、デレク・ロウ、ブラッド・ペニー、エスデバン・ロアイザ(WBCで日本と対戦したメキシコのエース)など、中々粒ぞろい。あとは豪腕ジェイソン・シュミットの復活次第か。



しかしここでデカが注目したいのはデビッド・ウェルズ。



















プロレスラーでは無い。



こんなところにいたのかー!と、馴染みのあるファンも多いはず。以前はヤンキースやレッドソックスでも活躍していたので見たことくらいはあるだろう。



この巨体で、投球テンポが良く、精密機械のようなコントロール、大きなカーブが大好きだった。通算240勝近くあげ、完全試合も達成している重鎮だが、トラブルメーカーとしても名高い。



ヤンキースに初めて移籍した時、球団に本気で背番号3を要求したことはあまりにも有名なハナシ。もちろん球団は認めるはずはなく、結局33番を用意した。



ここまでアホだと、デカとしてはつい応援したくなるものだ。



ここ数年は年齢のせいか、成績が振るわないが来季左のウェルズが先発に入り(現状先発陣は右投手のみ)、シュミットが復活したらメジャー屈指の投手陣が完成するかもしれない。



以上独断と偏見による注目選手でした。。。



次回はドジャースタジアムについて。多分。

2007年12月17日月曜日

日本人選手バブル

黒田も早期決着でドジャースに入団が決まった。3年40億と言うビックディールだそうだが、年棒2億円だった今までとは雲泥の差。



何だか話題だけがヒートアップしてるけど、しかし黒田ってそんなに凄いかね?実働約10年で、約100勝、年平均でいったら10勝。且つ、負けが極端に少ないわけでもない。広島カープという弱小球団に所属していたからだとしても、だ。














誤解されるといけないので、ハッキリ言うがデカは黒田のことは大好きだ。そして海の向こうでの活躍を心から願っている。 つまり黒田のことが嫌いだから言ってるとか、そんなことではない。



黒田ほどとはいかないが同様に、福盛、小林雅、薮田も”年齢の割りに”かなり良い条件の契約をそれぞれ実現している。年棒は平均2億円近く、ポイントはいずれも複数年である。



もともと野球全般が好きだし、日本人選手は応援したいが、手にする金額が実力に見合っているか・・・デカとしては現状の「日本人選手バブル景気(特に投手)」を冷静に見つめていきたい。



もちろん成功したらそれだけの報酬をもらうべきだが、いかんせん「期待値」としての年棒が高すぎる。


これじゃあプロ野球でプレーするのがほんとにバカらしくなっちゃう。猫も杓子もメジャーという流れは当分変わらないだろう。失敗しても給料上がるし、とりあえずメジャー行こうかみたいな。



しかし来年はア・リーグに、ナ・リーグにチェックが大変だわ。



次回はドジャースとドジャースタジアムについてでも語ろうかい。黒田も渡米前に本ブログをチェックしてくれ♪

2007年12月13日木曜日

そして南のコミスキー

北のリグレーを話した勢いで南のコミスキーについて話をしていこう。



先代のコミスキー・パークの隣に2代目コミスキー・パークが建設されたのは1991年のこと。かのHOKのデビュー作といっていいだろう。




というのも厳密には1989年にHOKはドルフィン・スタジアム@マイアミを手がけたものの、こちらはアメフト兼用スタジアム、むしろアメフト寄りの作りになっているため。(名前もマイアミ・ドルフィンズを意識して付けられている。)




さて、その2代目コミスキーの名称が変わったのはその数年後、オールドファンの猛反対をよそに、USセルラーというケータイ会社にネーミングライツを売ってしまったからだ。かくして2代によって親しまれたコミスキー・パークの名前は消えてしまったが、先代の名残りは個性的なスコアボードなどに継承されている。














これはHOK得意の新古典主義が初めて試されたケースであり、この他にもスタイリッシュな照明塔や、コンコースのアクセスの良さ、外野での立ち飲みスペース、子供用のアミューズメントスペースがある点など、現在の流行の原型が詰まっている。












ここで成功を収めたHOKは、いよいよ次作のボルチモアで一気にブレイクすることになる。




ここからは個人的な話である。今でこそメジャーについて知った口をきいているデカだが、実際はじめて現地でメジャーの試合を見たのはたったの3年前、2004年9月のことだ。



縁があってUSセルラー・フィールドでのホワイトソックスvsマリナーズ戦をたまたま見たのだが、それ以来ドップリとメジャーの魅力にハマってしまったのである。












04年と言えばイチローがシスラーの安打記録を破った年で、当日の試合では幸運にもイチローの5打数5安打という離れ業を目撃することが出来た。


先発はソックスの若きエース、マーク・バーリー(ちなみに04年は16勝を上げ、05年も16勝でチームをワールドチャンピオンに導いた)。イチローに相性が悪いバーリーはこの日も3打数3安打され、ついに4安打目を打たれた時に1塁ベース上のイチローに向かって帽子を取り、もう討ち取る術が無いと文字通り「脱帽」したのだ。


それを見たファンも、すかさずスタンディングオベーション。まさか敵地で喝采を浴びると思ってなかったイチローは戸惑いながらも、ファンに向かってヘルメットをとり挨拶。















なんや、これ。




相当いい感じの雰囲気やないかと。



球場中がとても暖かい空気に包まれたのを鮮明に覚えている。


当時メジャー=ヤンキースというような平凡な考えしか無かったデカはカルチャーショックを受け、以来ホワイトソックスとシカゴという街が大好きになったのである。



元々ホワイトソックス自体個性の強いチームではなく、これと言った固定概念が無かったため、割とすんなりファンになれたのかも知れない。



何やそれだけのことかという感じかもしれないが、きっかけなんかそんなもんで、しかしだからこそメジャーに夢中にさせてくれるきっかけを作ってくれたホワイトソックスをこれからも応援していきたい。

2007年12月12日水曜日

電撃入団

福留は我がホワイトソックスへと密かに期待していたのだが、同じくシカゴを本拠地とするカブスにあっさりさらわれた。実に早期の決着でビックリした。


時をほぼ同じくして、福留の入団が有力視されていたパドレスは、井口の獲得を正式表明した。


そっちかよ!と思わず突っ込みたくなる結果だった。


黒田もマリナーズかと思いきや、ここに来てドジャースなんて話も…松井秀もSFジャイアンツなんてことになれば一気にナ・リーグ西地区に選手が固まることになる。



ということで今日は日本ではいまいち認知度の高くないカブスについて少しだけ話しを。カブスのロゴがUBSと読めなくも無いというわけの分からない争いをしていたことが記憶に新しいが、全米では屈指の人気を誇る古豪である。















しかし言われてみるとUBSと読めちゃって気になる。




近年ではマダックス、ソーサ、ガルシアパーラなどのスター選手を擁しているにもかかわらず、中々勝てない。リーグチャンピョンから60年以上、ワールドチャンピョンに至っては100年!遠ざかっている。



来年はソリアーノ、デレク・リー、福留を中心に是非頂点を狙って欲しい。



さてそのカブスの本拠地、リグレー・フィールドは以前も話したとおり、メジャーで現役の中で2番目に古い球場であり、個人的にはフェンウェイ・パークよりも憧れは強い。今一番行きたい球場である。












ツタの茂った外野フェンスはあまりにも有名で、ボールがツタに絡まってしまうとエンタイトルツーベースなんて、脱力系のローカルルールもここならでは。



隣接するマンションの屋上には勝手に観客席を作り、そこから観戦している様はさすがアメリカと唸らせられる。













特筆すべきはデーゲームの多さで、もともと「野球は青空の下でやるもの」という先代オーナー・リグレーさんの意向により何と1988年までナイター設備が無い球場であった。ポストシーズンのTV中継の影響=CMスポンサーの意向でやむなくナイター設備を作ったと確か聞いたことがあったが、現在でもレギュラーシーズンはほとんどがデーゲームで行われている。今でもナイトゲームは週に1度あるかないか。



それでも連日満員に膨れ上がる人気には恐れ入る。シカゴ市民は仕事してるのか?



デカの悩みとしては、デーゲーム=日本時間深夜なので中々生中継で試合が見れないということだ。朝起きたら既に試合結果が出ているというのは正直萎える。致し方ないか。



意外と知られていないのが、メジャーで複数球団を本拠地とする都市、および州は(例えばNY、サンフランシスコ、LA、シカゴ、フロリダなど…)、どちらかがホームゲームを開催していると、一方のチームはアウェイに出かけると言うのが常識である。これはメジャー観戦の際には是非ご注意頂きたいポイントである。



シカゴは北のリグレー、南のコミスキー(現USセルラー・フィールド)と古くから言われていたが、ホワイトソックスを贔屓にしているデカがシカゴにいる時は、常にカブスがアウト・オブ・タウンである。だから試合を見たことが無いというのは言い訳のように聞こえるが、当然なのだ。



唯一の例外は毎年6月頃のインターリーグ(交流戦)で実現する、カブスvsソックスのシカゴダービー。この時ばかりはシカゴ市民が2つに別れてホーム&アウェイで対戦する(といっても圧倒的にカブス人気だが)。これはNYのサブウェイシリーズにもひけをとらない盛況ぶりだ。



来年はちょこっと浮気してリグレー・フィールド訪問を一つの目標としたい。

2007年12月11日火曜日

プライスレスなひと時

デカはどこかで殉職してしまったのか?はたまたブログに飽きてしまったのか?なんて憶測が飛び交っていないとは思うが、心配無用である。



しばし関西を中心に旅に出ており、PCとは無縁の生活を送っていた。帰京して早々、アゴなしよっちゃんの結婚式と中々更新が出来ない日々が続いていた。



アゴなしよっちゃんにはアゴなしゲンさんのリンクでも張ろうと思ったが、さすがに絵的にひどすぎるのでやめた。



改めてよっちゃんお幸せに♪そして遠隔地からこれからも本ブログをご贔屓に!



尚、よっちゃんの式で同席したキャプテンに、お前変なリンク張ってるんじゃねーよ。とお灸を据えられてしまった・・・しかし意外にみんなから好評だったので懲りずにもう一度



そしてごめん。



さて、週末にはもう一つのイベントが。



横浜スタジアムを貸しきっての野球大会である。






















仲間との贅沢な時間は、素晴らしい思い出となった。



来年、再来年と続けて行けていければと思う。



いやー、野球ってのは良いもんだなと改めて再確認した次第である。また、同じくそう感じてくれる仲間がいることが幸せなのだ。