サンフランシスコのスリーコム・パーク → ジャイアンツと49’s
シンシナティのシナジー・フィールド → レッズとベンガルズ
フィラデルフィアのベテランズ・スタジアム → フィリーズとイーグルス
サンディエゴのクアルコム・スタジアム → パドレスとチャージャーズ
シアトルのキング・ドーム → マリナーズとシーホークス
ピッツバーグのスリーリバーズ・スタジアム → パイレーツとスティーラーズ
などと枚挙にいとまがない。
多目的スタジアムにして、ドーム型や、人工芝にし、稼働率を上げ、経営の合理性を追求したものの、本来のボールパークとしての魅力を失ってしまった。結果的にこれが客足を遠のける原因になり、来場者数の減少が球団経営を圧迫するというなんという皮肉。
一方兼用スタジアムとして間借りしていた形のNFLはこの野球人気の衰退を尻目に、アメリカNo.1のメジャースポーツの地位を確固たるものにする訳である。
現在でもマーリンズ(とドルフィンズ)、アスレチックス(とレイダース)などがNFLとの兼用スタジアムでのプレイを余儀なくされているが、モチロン人気=観客動員はNFLの方が圧倒している。(そもそも試合数が違うので、トータルでは比較できないが、試合単でみればその差は一目瞭然である。)
かくして70年代から80年代後半までメジャーの球場は不遇の時代を迎えるわけだが、90年代に入るとその様相がガラッと変わるのである。。。
余談だが、おそらくこの期間(60~70年代)に建設され、野球専用球場として設計されたのは、カンサスシティのカウフマン・スタジアムのみだろう。こうした歴史的背景を贔屓目で見るファンの間では、ここが全米一美しい球場だと唱える者も少なくない。
ちなみにカウフマン・スタジアムはかつての強豪、現・超弱小ロイヤルズの本拠地で、07年に松坂がメジャーデビューを果たした思い出の地でもある。
ほなまた。
2007年11月19日月曜日
球場改革 その2
1965年に建設され、「世界8番目の不思議」と揶揄されたヒューストンのアストロ・ドームを皮切りに60年代から70年代にかけて、全天候型のドーム球場 and / or 人工芝を敷き詰めたアメフト兼用スタジアムが一世を風靡することになる。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
1 件のコメント:
だ〜いぶマニアックになってきたでぇ〜!!
良い感じやで〜!
コメントを投稿